表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
紳士クンの、割と不本意な日々Ⅲ  作者: 椎家 友妻
第一話 紳士クンと令奈チャン
26/110

19 突然のメール

 そう自分に言い聞かせていると、

撫子のベッドに置かれた携帯の着信音が鳴り、撫子はそれを手に取った。

それはメールだったらしく、撫子はなれた手つきでボタンを操作し、

そのメールの内容を確認する。

そしてとたんに顔をしかめた。

その露骨な表情の変化を見てとった紳士クンは、おずおずと撫子に尋ねる。

 「ど、どうしたの?メール、誰からだったの?」

 それに対して撫子はポツリと一言。

 「令、お姉様からよ・・・・・・」

 「うっ・・・・・・」

 その一言に言葉をつまらせる紳士クン。

令は紳士クンと令太を今の状況に陥れ、それを楽しんでいる張本人。

そして明日紳士クンと令太が一緒に出かける事もかぎつけたのであろう。

そう思った紳士クンは、少し震える声で撫子に問いかける。

 「それで、メールには何て書いてあったの?」

 すると撫子はその内容を読み上げる事はせず、

携帯の画面を紳士クンの目の前に突き出す。

紳士クンは目をこらしてそのメールを読みとった。

そこにはこう書かれていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ