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紳士クンの、割と不本意な日々Ⅲ  作者: 椎家 友妻
第一話 紳士クンと令奈チャン
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9 とりあえずお姉ちゃんに相談

 その日の夜、撫子の部屋を訪れた紳士クンは、

その日の出来事を簡単に撫子に説明した。

それを聞いた撫子は深いため息をついて言った。

 「きっとすねてるのよ。

本当は男なのに、無理矢理女子校に通わされてるんだもんね。

まあ、令太がそういう態度をとるのもわからなくはないわ」

 「どうしよう?令お姉様に相談した方がいいのかな?」

 「やめときなさいって。あの人に相談したら、

ますます話をややこしい方向へ持って行こうとするわよ?」

 「た、確かに・・・・・・」

「紳士は、クラスで令太に話しかけたりしないの?」

「話しかけようにも避けられちゃうし、しかも何か怖い顔で僕を睨んでくるし、

一体どうすれば仲良くなれるんだろう・・・・・・」

 そう言って視線を落とす紳士クン。

そんな紳士クンの背中をバシンと叩き、撫子は右の拳を握って言った。

 「何ウジウジ言ってんのよ!あんた男でしょ⁉

男同士が絆を深めるなら、アレしかないでしょうが!」

 「あ、アレ?アレって、なに?」

 「夕日の見える河原で決闘よ!」



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