表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
紳士クンの、割と不本意な日々Ⅲ  作者: 椎家 友妻
第一話 紳士クンと令奈チャン
12/110

5 完全に嫌われている?

 が、そんな決意もむなしく、紳士クンは令奈と仲良くなるどころが、

心身ともに距離が離れていく一方であった。

休み時間に話しかけようにも、令太は逃げるように何処かへ行ってしまうし、

何処かへ行く前に捕まえて話しかけても、そっぽを向かれてしまう。

こんな調子なので令太はクラスで完全に孤立し、

紳士クン以外のクラスメイトとも、打ち解ける事はなかった。

 しかし、それなら令太は紳士クンの事を完全に無視しているのかというとそうではなく、

授業中には、露骨に紳士クンの事を怖い目で睨みつけ、

その視線を背中にヒシヒシと感じている紳士クンは、

ただただ戸惑うばかりなのであった。

 (ぼ、僕、もしかして令太クンに嫌われてる?

何かあの人の気に障るような事を言ったりしたりしたのかな?

ま、まさか、男の身でありながら女子校に通う僕が許せないとか?

で、でも、それは令太クンも同じ事だし。う~ん・・・・・・)

 考えれば考えるほど、マイナス思考の沼にはまりこんでいく紳士クンだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ