表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
紳士クンの、割と不本意な日々Ⅲ  作者: 椎家 友妻
第五話 紳士クンと足のない乙女
100/110

12 女の子、浮いてる

 それはともかく、紳士クンが処女ではないという事実を

(多少の誤解を含むにしても)受け入れた華子は大きなため息をつき、

気を取り直した様子で言った。

 「では、仕方ありません。処女の生き血は私のものを使う事にします」

 そして華子は自分の右手の親指の先を針でプツッと刺し、

そこからにじみ出した血を杯の水に数滴垂らした。

 その様子を背後で見ていた紳士クンは、

本当にこれで幽霊を呼び出す事ができるのかなと思いながら、

何の気なしに教会の高い天井を見上げた。

と、その時だった。

 (ん?)

 と、紳士クンは思った。

一体何があったのかと言うと、紳士クンが見上げた視線の先に、


一人の女の子が浮いていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ