表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/110

1 草原の紳士クン

 春の温かな日差しが優しく降り注いでいた。

 ここは深い緑の葉に彩られた、名も知らない木々が生い茂る森。

その中を一筋の川が通り、耳に心地よいせせらぎが聞こえる。

 そんな河原に一人腰をおろし、

この物語の主人公である(けだ)(かき)紳士(しんし)クンは、

自然のめぐみに身を浸していた。

 「う~ん、いい気持ち」

 両腕を一杯にのばし、その場にゴロンと寝ころぶ紳士クン。

草原の柔らかな感触が紳士クンを包み、

目の前にどこまでも広がる青空の中を、

美しく歌いながら踊るように飛ぶ鳥が一羽。

 穏やかなそよ風が吹き、

紳士クンの白玉のような頬をなで、

前髪をそっと揺らす。

 そんな紳士クンの傍らに、一人の少女が現れた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ