表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/13

プロローグ

キティルハルム王宮・・・


キティルハルム女王ニウと、評議員たちが会議をしていた。


「あの、ウズドガルド王子・・・

許さんにゃ!」


ものすごい殺気を、発散させ、商工ギルドマスター・ニス・ミケランジェロは、お怒りだった。


「ニス閣下・・・

カッカしていては、血圧が上がりますぞ。」


宰相ベルニア・エラルが、髪をかき上げて言った。


「オヤジギャグは、別にいいにゃ!」


「へぶっ!」


ニスの振り上げた陶器は、割れずに、ベルニアのどたまにダメージを与えた。


彼女は、かつての王都襲撃を防衛した、第一人者で、敵集団に「失敗作」を投擲しまくった、ミケランジェロ一族当主としては珍しい「陶芸家」だった。


事の起こりは、戦争に参加できなかったことに対する謝罪に、「女王補佐官」を使いに出したが、彼が殴られて帰ってきたこと。


キティルハルムでは、重要な使者には女王や女王補佐官を送る。


それは、相手の「信」を得るための「様式美」なのだが・・・


「あの猪王・・・

許さんにゃ・・・」


ニスの怒りは、評議員全員を代弁していた・・・


ここに、「やれやれ・・・」という表情をした、白いローブの幼女とそれに付き添い、なだめるかのような表情の少年がいる。


王太子ニウ・アニス王女・・・


後のニウ二世と、その補佐官レアン・ミケランジェロだった。


つまり・・・


この事件は・・・


「トラルティールのウズドガルド王子が、キティルハルム王国に宣戦布告」したに等しいのだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ