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走れっ!!

ぼーっと空を見上げる。


本当に青い。


まるであいつと付きあった時と同じくらい。


空が青い。


あぁー…、このまま俺も空に溶け込んじまいたい…。


ちょっと本気で考えただけあってその後少し笑えた。


時間さえも分からなくなって来たぐらいだ。


その時だった。


「奈津木っ!!」


誰かが久しぶりに屋上の扉を開けた。


「智夏がっ…!!智夏が大変なのっ!!」


俺を呼んだのは智夏の親友だった。


いつもは、もっと女子高生っぽい感じをもろにだして居るのだが


今はその様子はまったくない。


てゆーか智夏が大変って…!?


「あたし見ちゃったのっ…!!


智夏が大河が一緒に体育館に入っていく所!!」


「はぁ?」


体育館?そこまであせるような場所じゃないだろ?


別に大河はバスケ部入るって言ってたし…。


「知らないの!?


今日は昼練ないから体育館入ったら二人っきりなんだよ!?


おまけに屋上はあ入れないようになってたから体育館に不良とか増えてるし…。


特に智夏。自覚ないから危ないんじゃない?」


落ち着いた口調で語る。


数秒で俺は色々なことを考えた。


俺の学校にももちろん居る不良のこと。


今日は昼練がないって事。


テニス部にも何人か不良グループが居ること。


そいつらに俺が何故か恨まれてること…。


やべぇ…!!


大河がいるから大丈夫だろうけど…。


俺は体育館へと走り出した。


きっと体育館に着くまでこの足は止まらない。


一刻も早くあいつの姿が見たい。


出来れば…抱きしめたい。


良いたいこと全部言ってあいつと仲直りしたい…。


待ってろ…智夏!!

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