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俺は面接の予行演習みたいなことをした経験があり、その時にアドバイサーから、
『尊敬している人を聞かれたら、答えられたらいいかも』みたいなことを言われ、即座に両親です!と言うと、面接において、それを両親と発言するのは、あまり、宜しくないかも、みたいに言われ、当時、考えて、考えて本当に、そうだった人物が二宮金次郎だった。
彼は本当に勉強をした人物だ。
決して、ながら、で本を読んでいて讃えられているわけではない。
彼のエピソードで、こんな話がある。
彼は偉くなってから、ある仕事場に視察に行った。
すると、そりゃ、もう誰よりも一際働いている者を見た。
彼は、その人を、しばらく見ていて、こう言った。
「お前の働き方は嘘だ。
私は、今の、お前と同じような仕事をしていたことがあるが、そのペースで一日もつわけがない。私は今日一日、この場で、しっかり見ているぞ!」と。
すると、その猛烈に仕事をしていた者が、
あちゃ、見抜かれてしまった…とタイソウ、謝るという始末だった、
という話である。