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アヤツの、あの、忌まわしきや~とか卒業したいな…。
俺は、『天才肌』といわれる類いの者、数人と接触したことがあり、その中で割と深く関わった人達とは、あまりイイ思い出がない。
言える範囲でなら、こんなことがあった。
俺が自力で、あることを、セッセと終わりに向かい、やっていると横から、「まだ、やってんのか?」とチャチャを言われ、貸してみろ!と、俺の、やりかけの、それを、ササッと色々として全て台無しにされたことがあった。
愚痴や不満ばかり、言っても始まらないというなら、俺は、この事実に、こう付け加える。
例えば、俺が、誰かが何かに手こずっているのを見て、もう力になりたくてなりたくてしょうがないとする。
「ちょっと、俺に貸してみて」と、その人の代わりに、俺が、それをやり、誰が、どう捉えてもパーフェクトにすれば、俺が経験した嫌な思いは多少なりとも浄化されるばずである!!
…しかし、現実、それが俺には何かと困難である。
正直なところ、何か、ずば抜けて秀でているものを俺が持っているという自覚はないのだ…。