表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もよりがシュジョーを救う法  作者: @naka-motoo
81/307

第81話 初デート? その2

「待たせたかな?」

「いえ、ちょっと前に来たところです」

 奈月さんの趣味なのか、待ち合わせ場所はフランチャイズの古書店だった。

「ちょっとだけぶらぶら見てもいい?」

「はい。いいですよ」

 普段わたしはあまりマンガを読まないので、ちょこっと立ち読みするだけでも物珍しくって結構楽しい。

「奈月さんって、マンガ好きなんですか?」

「うん。これなんか全巻持ってるよ」

 示された棚を見てみると、宇宙人の女の子が地球の男の子の家に居候するという話のマンガだった。マンガそのものは読んだこと無いけれども、中学生の時にアニメでやってたのをちらほら観たことはある。

「さて、どこ行こっか?もよりの行きたい所、言ってみて?」

「うーん・・・」

「普段行かない所とか」

「じゃあ、服屋、とか」

「うん、分かった」

 そう言って奈月さんはものすごい速足で歩き始めた。コンパスはわたしよりもないけど驚くほど颯爽と歩く。そのまま、市で唯一のデパートに入った。

「ここの3階にいい店あるんだ」

 いわゆる、デパートに入っているちゃんとしたブランドの店だ。見るからに高そうなものばかり。

「あ、奈月ちゃん」

「佐倉さん、こんにちは」

 店員さんだろうか。細身の体にダークスーツがびしっと似合っている女の人が奈月さんに声を掛けて来た。佐倉さん、というらしい。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ