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8話

 「美夜もハンカチもった?」

 「うん」

 「美雪は?」

 「持ったぞ」


 よし、じゃあ行くか


 まぁ行くといってもこんな田舎では買い物ひとつ行くのも結構手間だ、

コンビニなんてもちろんスーパーマーケットも車で1時間はかかる、

住人が一気に二人も増えたので買うものも多く、少し遠いが最寄のモールまで行くことにした。


「運転は僕だから…、助手席はどっちがいいかな・・」


あ!、でもこの二人は車に乗るの初めてか・・・長時間乗るなら車酔いとかも気にしないとだめだよな、でも酔いやすいかどうかなんて分からないしなぁ、どうしたもんか・・・


「あ~、じゃあとりあえず二人とも後ろに乗ってみて、それで途中で気持ち悪くなったりしたら言ってね」

「うむ、わかった」

「うん」


ここからモールまではおよそ2時間半、移動範囲としてはかなり遠い方だからこれで酔わなければ大丈夫だろう、酔いやすいようなら助手席に座ってもらって、ガムとか噛んでもらえばいいか。


「シートベルト締めてね」

「これのことか?」


美夜のほうは既にシードベルトを締めていた、なんとなくだが美夜は一般常識的なものは備わっているようだ、変化した時に僕の知識も学んだりしたのだろうか・・・


「よし、まぁ安全運転で行くつもりだから結構かかると思うけど、仕方ないから我慢してね」

「はい、にーさま」

「うむ」


「じゃあ出発!」




 モールまでの道は半分以上は代わり映えしないような道だ、田んぼと電柱、あとは山森、家にいれば気にならないけど、暇つぶしの道具なんかも買っておいたほうがいいかもしれないな。


 道中、美雪は暇になったのかしきりに騒いでいたが持っていたお菓子をあげると大人しくなった、もちろん美夜にもあげたよ?二人ともお菓子は気に入ったようだ。


 そんなこんなでモールに到着。

平日だからかあんまり混んでないな、良かった良かった、


「よし、じゃあこれから二人の服とかいろいろ買おうと思うんだけど、それ以外でも必要だったり欲しいものがあったら言ってね」

「うん」

「うむ」


 とりあえず服だ、美夜と美雪は今着てる服しか持ってないからかなり買い込んでも問題はないかな?

それと生活用品とか食料とか・・・思いつくものはガンガン買っても大丈夫だろう、財布には余裕があるし、部屋も空いてるのがたくさんあるからな、あ~、でもそうすると家具も増やさないとマズいかな、箪笥とかは分けた方がいいだろうし、布団も今あるのは自分用と来客用の2枚だから二人の分も買っておいたほうがいいな、う~ん、思ったより時間がかかりそうだなぁ、昼ごはんはモールのフードコートとかで食べるくらいでいいかな、家具とか大きい物は郵送してもらうことにして、服と食料、あとは生活用品か。


「じゃあまずは服だ、二人とも今はそれしかないからいろいろ必要だろうし」


女性用の衣料品店にするかウニクロみたいなとこかどっちがいいかな?・・・まぁどっちも回ればいいか・・・・・・






「おまえさま、これなんかどうかの?」


 試着室から出てきた美雪は白のカッターシャツに青のストレッチジーンズ、お洒落なサンダル?の組み合わせ、う~ん、黙っていれば知的な美人に見えなくも無い、ってか改めてみると足長いなー! 


「似合ってると思うよ」


「にーさま、これどうかな?」


 そういって美夜が見せてきたのはアッシュグレーのVネックのシャツにモスグリーンのホットパンツ、動きやすそうなシューズの組み合わせ、うん、可愛いね、流石は美夜、にーさまは鼻が高いです。


「可愛いよ、美夜」

「えへへ」



 その後もいろいろ買ったのだが、美雪は大体デザイン重視、美夜は動きやすさ重視のものが多かった。

服を買い終わる頃にちょうど昼時になったので、荷物を車に預けてフードコートへ向かう。


「二人とも食べたいものとかあるかな?」

「お!おさかながたべたいです!にーさま!」

「わしはなんでもいいかのう」


 結局昼はフードコートの海鮮丼屋さんで食べた、美夜も美雪も満足したようだ、よしよし


 午後は生活用品や食品、小物の購入や、二人の使う家具を注文したりなどに使った。

これは結構な量になったので車のトランクはほとんどいっぱいになった。

こんな量の買い物をしたのは人生初かも知れない・・・


二人が特に気に入っていたのは肉球マークや蛇の模様の入ったマグカップだった、自分に関係のあるものって確かに愛着湧くよね。


 そんなこんなで買い物を終え、2時間半かけて帰宅、帰りは疲れていたのか、二人とも仲良く寄り添って寝ていた、なんだかこうしてみると姉妹に見えなくもないかな?なんて思ったり・・・

家に着くともう夕方になっており、美雪が起きていたので二人で荷物の運び込み、美夜はぐっすり寝ていたのでそのまま自室の布団に寝かせておいた。


 結局この日は荷物の整理を終えると夜になってしまってたので寝ることに、

布団は結局3人分くっつけて川の字で寝た、まぁ美夜も美雪も僕にくっついていたので3人分も要らなかったかもしれないが・・・


 


 田舎は涼しいとはいえ、3人くっついて寝ると少し暑かった・・・




間違えて違うほうであげちゃってたのであげなおしです、ゴメンネ

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