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6話

本日2度目の更新 _(:3」∠)_ ←これ好き

 「あー、えっと、そのにーさまって言うのは私のことでいいのかな?」

「ん゛っ、にーさまっ、いな゛くなっぢゃっだのかと思っだ・・・」


 少女は僕のおなかに顔を押し付けて嗚咽交じりに泣き続ける・・・

 

うっはー!ブワッと汗出てきた・・・、女子供にマジ泣きされて抱きつかれるなんて生まれて初めてなんですが

どうしよう・・・とりあえず慰めたほうがいいのかな?


「ゴメンね、寂しかったよね、よしよし、にーさまはどこにも行かないからね」


 子供の扱いなんてわからないけどひとまず頭をよしよししながら慰めの言葉をかける・・・が、


フッと後ろに感じる気配に振り向くとそこにはまるで責める様な目つきで僕を睨む蛇神様の姿があった・・・



 いやいやいやいや!これこうなったのって半分ぐらいはアナタの責任ですからね!?なんで一方的に私が悪いみたいな感じにしようとしてるんですか!ってかこの子にみられたらどうする気なんですか!?




・・・って、あ~そっか、思い出したけど普通の人には見えないんでしたっけね、なら平気か

いろんなことが立て続けにありすぎてちょっとどころじゃなく混乱してるっぽいな


 落ち着け落ち着け、四つ数えて息を吸う、四つ数えて息を吐く、よし!落ち着いた!


「大丈夫?とりあえずご飯たべよ?おなか減ってると余計寂しくなっちゃうし、ね?」

「ん゛っ、だっこ」


うぉう・・・意外と強かだな、この状況で抱っこのおねだりとは・・・いやでも心細いから離れたくないのかな


「よしよし、じゃあリビングでご飯にしよーね」


 少女を抱っこして振り向くと相変わらず蛇神様はこちらを睨んでいたが、諦めたように鼻を鳴らすとリビングにズルズルと戻っていく、


 朝一番に浮気現場発覚からの子育てってなんかおかしくないですかね、独り身のはずなんですけど・・・


 まぁ考えていても仕方ないしとりあえずご飯にしよう、

と思ったのだが、この少女、しがみついて離れてくれない、無理に引き剥がすとまた号泣とかしそうだし、


「蛇神様、この子どうしたらいいですかね?」

「むむむ・・・ム?        あっ・・・ 」


 ・・・・・・・え?


「・・・・・蛇神様・・・何か御心当たりが御有りですか?」

「へっ? いやぁ? 何にもないぞ? あはは、うん、なんでもn「本当ですか?」


 コイツっ!絶対なんか知ってるぞ、目が泳ぎまくってるし落ち着き無くソワソワしてるし、なにより蛇の癖に滝のように汗かいてるもん、ってかコイツ嘘つくのヘタクソか!


 まるで小学生のようなバレやすさ・・・こんなのに説教されてたなんてさっきまでの自分が情けなくなってくる


「本当に何にも知らないんですね?」


 ニッコリとスマイルを浮かべながら(もちろん目は笑ってない)言うとしばらく落ち着き無く言い訳を繰り返していたが観念したように白状しだした。


 曰く

この少女は人ではない(なんとなくわかってましたよ!)

家に迷い込んできた猫(夏だからって開けてた窓から入ってきたのだろうと推測)だろうということ

僕の首輪の印を通して漏れた神気(要は神エナジー的なもの)に当てられることによって化け猫になったらしいということ

本来の化け猫とは違う形で化け猫になったために、そばにいた僕からいろいろと写し取ってしまったのではないかということ(確かによくみるとところどころにている気がする)

そして刷り込みのように写し取った僕に対して懐いてしまったのではないだろうかということ



 ここまで聞いて僕が思ったことは・・・


「それ僕のせいじゃないですよね?」


 きっと僕の背後には今、金剛夜叉が立っていることだろう・・・(子供抱えた金剛夜叉ってのも変だが)


 なんせあらぬ罪を着せられてむちゃくちゃ説教を受けた上に原因が偉そうに説教を垂れていた駄神だったのだから、そりゃあ怒りもしますよ…、人って怒りが高まりすぎると逆に冷静になれるものなんですね。


 「あっ!でも!おまえさまに憑けた印から漏れたのだからおまえs「へぇ・・・、まさか僕のせいなんてて言うつもりじゃあないでしょうね?」


「ひぃっ!」


 自分でもビックリするほど低い声が漏れたがそんなことは問題ではない、

今わかった、この駄神は下手に出れば際限なく付け上がるであろうということ、

そして、メンタルは以外に弱いということ、

見た目こそ恐ろしいがそんなものはもう問題ではない、コイツの犠牲者(現時点でも2名)をこれ以上増やさないためにも僕がしっかりと舵を取らねばならないのだ


「とりあえず・・・」

「とりあえず・・・なんじゃ?」




「 アナタは今日の朝御飯抜きです 反省してくださいね 」


「そ!そんな!」


 実はこの駄神、意外と食い意地張ってるのかもしれない、


しがみつく少女(黒猫)を抱えつつ、僕の朝は過ぎていくのだった・・・


更新ペースについてですが、そのときの気分で書いてるので早かったり遅かったりになるかもしれません、が、あんまりにも遅いようなら「いつまでサボってんだオラァ!」と喝をいれて下さい_(:3」∠)_

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