4話
「あ~、やっぱ閉め忘れてたか・・・」
まぁこんな田舎で空き巣なんてそうそう出ないだろうし、高価なものなんて置いてないしなぁ。
ガラガラと玄関の扉を開けて家に入る
「ふふん、愛の巣にしてはなかなかだの!」
愛の巣ってなんですか・・・、とりあえず今日はもう寝たい・・・、白井さんはお疲れですよ・・・
「今日はもう寝かせてもらいますね、なんかいろいろと疲れちゃって・・・」
「お?以外に積極的だのぅ、ふふふ」
「いや、とりあえずは一人で寝たいとかなんというか・・・」
あって一日経たんうちにとか流石に不純すぎやしないですかね、神様だとそういうところ気にしないんだろうか・・・、気にしないんだろうな・・・。
うぅっ、引越し初日に心折れそう、流石にこんなデカイ蛇と同衾する勇気はないです
「とりあえず客間に布団敷いとくんで今日はそちらで寝ていただければと・・・」
「む?つれんのう・・・、こちらはいつでもいいからの、ふふふ」
いやいや、いつになっても行きたいとは思いそうにないんですが・・・、まぁこれは言わないほうが良さそう
まぁ(物理的に)食われたりはしなさそうだし、放っておいても害はないかな?
客間と自室に布団を敷いて、蛇神さまが客間にいるのを確認し、自室に鍵をかけ、ようやく人心地ついたところでドッと眠気が襲ってくる・・・
倒れこむように布団に入ると途端に意識が薄れる・・・、こんなに寝つきよかったっけ?
あぁいや、今日が特別疲れていたからか・・・、
眠る直前、ふすまの向こうで誰かが笑っている様な声が聞こえた気がしたが、
疲れと眠気に打ち勝つことも出来ず、そのまま眠ってしまった・・・
アクセス数みてニヤニヤしてます、読んでくれる人がいるってだけでもうれしいものですね・・・