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11話

あ、ちなみに今回主人公の名前初登場です、感想で言われて気づきました、自然に出しちゃってましたが主人公の名前は「黒臣」です、既に読まれていた方は分かりづらくてすいません

 今日は朝から雨が降り続いている、こっちに来てから雨は初めてだ、縁側からみる雨はいつもと違って、なんだか新鮮だ、今日は洗濯物も室内干しなのでいつもより断然湿っぽい、美雪は調子がいいようだけど、僕と美夜はなんだかブルー、雨の日ってなんだか元気がなくなる気がする。

美夜はお昼寝中だし、どうしようかな・・・、


 「美雪ー?」

「ん~?なんじゃ~?」

「寒くないの?」

「寒くなったらおまえさまにあっためて貰えばよかろ?」

「ふぅ~ん」


 くっそー、美雪にはそういう面においていつも主導権を握られてるよなぁ・・・なんかくやしい、

ゲームをしている美雪に後ろから抱きついてみる


 「ホントにあっためてあげよっか?」

「ひゃっ! きゅ!急に何をっ」


「あはは、冗談だよ」


 まったく、美雪のヤツ、薄着で部屋の中とかにいられるとなんか変な気分にさせられる・・・、

くっ、でもなんか人の姿になったとたんだなんて・・・なんか・・・それは違うような気がするし・・・



 結局悶々とした気持ちのまま夕飯を作りに向かうのだった・・・






     -美雪視点-


 「寒くなったらおまえさまにあっためて貰えばよかろ?」

「ふぅ~ん」


黒臣のヤツは意気地なしじゃからの、このぐらい言っても伝わるまい・・・


 「ホントにあっためてあげよっか?」


 ひゃっ!い!息が耳に!これは、だ!抱きつかれておるのか!?


「ひゃっ! きゅ!急に何をっ」


ま、まだ心の準備が!今日は汗かいたままだし!はうっ!どうすれば・・・


「あはは、冗談だよ」


 な!

 

 黒臣のヤツはそのまま夕飯を作りに行ってしまった・・・、


なんじゃアイツ、冗談だなんて、こっちの気持ちも知らずに弄びおって・・・、うぅっ、


言葉でもダメ、態度でもダメ、どうすればいいのじゃ!


なんじゃ! 黒臣のヤツ・・・・・なんじゃ・・・・・・バカモノめ・・・・・・






 その日の夕飯は月見うどんだった、でも美雪の好物の卵が入ってるのになんだか元気がないように見える・・・なにかあったのかな・・・


 結局美雪は夕食を食べ終えると、口数少ないまま自分の部屋に篭って行ってしまった。



 う~ん、昼過ぎぐらいまではいつも通りだったように見えたんだけど・・・

 もう少ししたら様子を見に行ったほうがいいかな・・・






 もしこの時すぐに僕が様子を見に行けば・・・、そう思ったのは家から美雪がいなくなった後だった。

いやぁ~なんかこういうシーン書いてると自分までしんみりしてきちゃいますねww


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