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1話

 「あぁ~やっとついた~!」

車で5時間半、ようやく引越し先の物件に到着。都心からだと結構遠いな・・・。

まぁ住めば都ともいうし、住んでくうちになれるだろ・・・

 「でもやっぱり都会と比べるとすずしいなぁ」

ちなみにこの物件、長らく人は住んでいなかったようで少し古いが、造り自体はしっかりしてるし、

田舎の民家って感じ(縁側とかガラガラいう引き戸とか)がでてて個人的には大満足だ。

家具の運び込みなんかはもともと住んでたところの荷物がそもそも少なかったからあんまり気にしなくて良かったし。

 まだまだ隠居するには早かったと思うが、勝手に金が入ってくるようになったのだから仕方ない。

もともとコレといった夢なんてなかったし、ゆったり静かに暮らせればそれでいい。

都会は確かに便利だけど、空気は臭いし治安は悪いし、変なのもいっぱいいたからであんまり好きじゃなかったからちょうど良かったかもなぁ。

コッチに来てからはあんまり見えないし・・・。

「とりあえず荷物の積み込みとご近所さんへの挨拶くらいはすませとこっと・・・」

荷物の運び込み自体は2時間もあれば終わった、もともと一人分だし、家具の配置を考えるほうが時間がかかったくらいだ。

 あとはご近所への挨拶だが・・・ご近所さんって言える程近いのは2件ほどか・・・、まぁ近いほうから順にしていけばいいか。

あんまり暗くならないうちにできそうで良かったな。


玄関のチャイムを鳴らすと少しして人(2,30代くらいの女性)が出てきた。

「はーい、どちら様です?」

「あ、私今日そこの家に越してきたのでご挨拶に参りました、白井といいます、これ引越しそばです」

「あらあら~、こんな田舎に人が来るなんて珍しいのに!よろしくねぇ~、あ、うちは木崎っていいます~」

お、なんかいい雰囲気の人だな、仲良くできそうで良かった、せっかく引っ越してきたのにご近所トラブルなんていやだしね。

「まぁ最初は慣れないかもしれませんのでいろいろあるかもしれませんがよろしくお願いします」

「いいのよ~、若い人がこんなとこに来るなんて滅多にないんだから、困ったことあったら何でもいってね!」

「はい、よろしくお願いします、もう一軒のほうにも挨拶に行きたいので、今日のところは失礼します」

「あぁ、三上さん家ね、あそこはまだ帰ってきてないと思うわよ、大体8時くらいかしら」

「あ、そうなんですね、有難う御座います、じゃあそのぐらいに伺っておこうかな」

ほうほう、木崎さん家と三上さんちね、名前くらい覚えとかないと流石にまずいからな、

もう少し遅くなったら挨拶に行くか・・・。

「なんか困ったことあったらいってね~~」

「はい~、ありがとうございます~」

ふぃ~、一軒目はまぁまぁ好感触だな、次もこうだといいけど・・・。

三上さん家は遅いようだし帰って飯でも食うか。



 「う~ん、いろいろ新しいと新鮮だな」

なれない家具の配置なんかもそのうち覚えるだろうし、夕飯はとりあえずそうめんにしよう、早いし楽だし、一人暮らしになると乾麺はいいよね。



 ふぅ~食った食った、まぁ暑いからあんまりいっぱいは食べなかったけど

とりあえず三上さんとやらが帰ってくるらしい時間まではまだあるなぁ、掃除とかは明日からやるとして、

家の感じでも見直しとくか・・・

 越してくる前にも下見はしたけど、もっかいくらい確認しておこう。

一人で住むにしてはかなり広いからなん部屋かは使わないだろうし、変なのがいないかぐらい見回っとこう



あ、説明しておくと変なのとは要するにバットなソウル的なアレです、小さい頃から見えてはいたんだけど都会に住んでると多くて多くて、自分で働かなくても住むようになったからあんまりいなさそうなところに越してきたというわけです、ハイ、

都会って多いんだよなぁ、流石年間自殺者が3万人の国は違うぜ!ってことで、

 個人的にいえば動物系はあんまり悪さはしないんだけどね

人型はかかわるだけでもめんどくさい・・・


まぁその話は置いといて・・・

特に異常もみられなかったし、安全そうでいいな、防犯はしっかりしておくに越したことはないけど、

とりあえずそろそろ時間だし、三上さん家とやらに挨拶しにいってみようかね・・・。





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