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0.おそろいのぬいぐるみ

 もともと里奈りなと俺は共通点が多かった。


 家は隣同士で同じ誕生日。血液型も同じで名字も同じ山本。

 それだけでも奇跡なのに、ある時を境に俺は何もかも同じじゃないと済まなくなった。


 それは俺らが出会って初めての誕生日。

 その日、それぞれの親から色違いのクマのぬいぐるみをもらった。

 俺のは青い服を着たクマ、里奈のはピンクの服を着たクマ。


 正直そんなものより俺はヒーローものの武器とかが欲しかったのだが、そのクマをもらったときの里奈の言葉に、俺はその考えを改めた。



「さとしくんとおそろい、うれしいなぁ」



 無邪気に笑ってそう言う里奈に、俺も無性に嬉しくなったのを覚えている。

 それ以来、俺のすべては里奈一色に染まった。


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