異世界転生&歴史小説を書くための日本人とユダヤ人の謎
前回、日本史と世界史の謎について、ちょっと触れましたが、栗本慎一郎の「シルクロードの経済人類学」などによると、アシュケナージユダヤ人の起源について面白い見解がありました。
ユダヤ人にはアラブ系で肌の黒いスファラディユダヤ人(12支族、ユダヤ人口の20%)と、中央アジア、ロシアから来た肌が白いアシュケナージユダヤ人(新設された13支族目、人口の80%)がいます。
肌が白いアシュケナージユダヤ人がユダヤ人の大部分を占めてますが、彼らは騎馬民族のカザール(ハザール)王国の貴族層がユダヤ教に改宗して生まれたユダヤ人です。これはイスラム教とキリスト教の狭間にいた国だったので、政策的にユダヤ教に改宗して中立策を取ったのではないかと思っています。
ユダヤ人=ユダヤ教を信じる人々と定義すれば、確かにユダヤ人ですが、聖書に出てくる肌の黒いスファラディユダヤ人の12支族とは別の新しいユダヤ人です。
彼らはカザール(ハザール)王国が滅亡し、ロシアやその支配国だった東欧の国(ブルガリア、ハンガリー)などに突如、現れるのですが、ドイツ、オーストリア→フランス→イギリス→アメリカ建国というルートで移動します。
彼らは科学技術や情報、金融分野で天才的才能を発揮します。元々、騎馬民族なので高速の情報伝達に長け、異国で生きていくために相互に金融システムを構築して、商業、銀行システムまで発明していきます。
戦争も強いし、騎兵隊、海兵隊などの空母の機動艦隊などは、日本からインスピレーションを受けたのですが、騎馬隊の用兵から来たものだし、マスコミによる情報操作とか、映画作りというイメージ戦略もやはり、騎馬の高速の用兵の必要性からでてきたものでしょう。イージス艦とかもね。
栗本慎一郎の「シリウスの都、飛鳥」よれば、日本の国家や天皇制の基礎を作った聖徳太子に象徴される蘇我氏の存在があります。
彼らもまた騎馬民族だった可能性があり、日本の古墳時代に馬具とかの副葬品が埋葬され始め、馬の飼育がはじまります。奈良の飛鳥のお土産で古代チーズの「蘇」(so)というものがあったりして、北から西へ20度傾いたシリウス信仰の建築物として、聖徳太子の法隆寺、鹿島神宮などがあり、聖徳太子の筋違い道も同様な傾きがあります。
聖徳太子道(筋違い道)聖徳太子が通ったとされる飛鳥時代の道
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古代チーズ飛鳥の蘇|みるく工房飛鳥
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古代のチーズを食べ比べ!『飛鳥の蘇』&『古代の蘇』
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なぜ、蘇我馬子なのかなのかと言えば、馬の飼育や用兵を得意としてただろうし、聖徳太子は厩戸の皇子と呼ばれ、非実在説もあり、イエスキリスト(景教)のエピソードに由来するのではとも言われています。
蘇我蝦夷は東日本が彼らの本拠だった可能性があり、馬の飼育も伊達正宗や鎌倉の武士団の出現をみれば、東日本中心だったと思われます。
義経はなぜ馬に乗ってるのか?平泉の藤原三代の国に何故、逃亡したのか?そもそも武士が出現した時に何故、当然のように馬に乗ってるのか?ちょっと僕は永年、疑問だったのです。
中央アジアの騎馬民族の文化とか、鉄器などの鉱山、金属加工の技術(平泉の金)が東日本に直接、渡来人によって、もたらされている可能性も示唆されます。
何故、武田騎馬隊なのか、武田家の黒川金山開発があったのか、この武田の遺臣、大久保長安(武田で鉱山開発担当)が徳川家でも佐渡などの鉱山開発を担当しています。
ここらの話は半村良の「講談大久保長安」「慶長太平記」、隆慶一郎の「捨て童子、松平忠輝」などの小説に詳しいです。大久保長安については同じテーマが出てきます。
伊達正宗の徳川幕府転覆計画と慶長遣欧使節、松平忠輝、いろは姫、キリスト教徒などで検索すると面白いかも。検索ではでないか。半村良、隆慶一郎氏の小説を読む方をお勧めしますが。
そもそも古墳そのものが日本人と酷似しているキルギス人とかの中央アジアのクルガン(土盛りの墓)に似ていて、栗本氏もこの地の発掘調査をしています。
ここはアシュケナージユダヤ人の故郷のカザール王国にも近く、要するに日本人とアシュケナージユダヤ人は中央アジアの騎馬民族の一族という共通点があるのです。民族的には違うと思いますが、文化的なもの、国家システムが似てくるということです。
これが日ユ同祖論が出てくる根拠になっていたのでしょう。厳密には同祖ではなく、親戚あたりなんでしょうけど。
大化の改新で、蘇我氏が暗殺され、聖徳太子の一族は皆殺しにされ、一度、焼失した法隆寺は太子の怨霊封じの寺として、中臣鎌足、後の藤原氏によって再建されます。
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神道派の物部氏などに代表される日本の古代氏族からすれば、異文化である騎馬民族の蘇我氏を放置すれば、日本文化、天皇家そのものも乗っ取られるような危機感があったのでしょう。
とはいえ、蘇我氏によって魔改造された国家システム(創設されたかな?)、天皇制はそれなりに便利だったので、藤原氏(ルーツの中臣氏は日本の古代祭祀を司る一族です、信長のルーツの忌部氏も神官の家系)によって継承されます。
時間なくなったので、この続きは次回に。
昨日、健康関係のエッセイを書いていたら、ヒートショックプロテイン(HSP)というのがでてきて、これ体温を38度ぐらいにあげると、細胞を修復するHSPが出るという話です。
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温熱療法はなぜ“がん”に効くのでしょうか
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温泉で病気が治るのはこれが原因だったらしく、がん細胞がガンの温熱療法にたいしてHSPを出して自分の細胞を修復してしまうそうです。
あらま、やるね。がん細胞。
ということで、サウナ、温泉は身体にいいが、入りすぎと冬の温度差には気をつけてはいろうとうことですね。
しかし、細胞にストレスをかけるというのはSTAP細胞を思い出すんですが、アフリカの大地溝帯で人類はサルから人に進化したと言われています。
ここは火山性の自然放射線が何十倍もある土地で、近くのビクトリア湖では新種の魚が何百種類も生まれています。
【武田鉄矢】なんと人類はある一箇所から誕生した!※奇跡は起こった!※
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大地溝帯で何故、新種が生まれるのか?
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人類水生進化説 第4~5章 人類は水生環境で進化した and ヒトの性行為の変化
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経済人類学者の栗本慎一郎氏が紹介した人類水生進化説もあって、この時、人類は一時、水の中で生活してたのではないかと言われています。
大量の自然放射線によって遺伝子変異でサルから人に進化して、その後、水生で生活したためにまたある種の進化が起こって、今の人類が生まれたのかもしれませんね。
日本でも福島原発を放置してる現状からガンや心臓麻痺で死ぬ人も出て大量の犠牲が出るけど、ひょっとすると新人類が生まれる可能性もあります。
2018/4/24 6:59
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