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作家性30%、商業性70%の意味/週末起業家としての小説家

 前々回に、栗本薫によれば「頑固で強情だけど、妙に素直で変わり身が早く、引きこもりのニート」が作家に向いた性格という話を書きました。


 栗本薫/中島梓はこの意味が1%分かったら、あなたは作家になれるというようなことを言っています。


 現役ラノベ作家のブログの「ラノベ作家になるには」を読んでもらえればわかりますが、作家性と商業性のバランスが大事だと言っています。


ラノベ作家になるには

(小説家になろう規約によりリンク先削除、カクヨム版参照して下さい)


 

 これは実は同じことを言ってます。


 あと「ランチェスター弱者の戦略」でも「商品3分に売り7分」ということが言われますがこれも同じことを言っています。 

 

 35歳以上に男女が結婚できる確率は2~3%で、40歳以上の確率は1%であると言われてますが、これも同じことを言っています。

(小説家になろう規約によりリンク先削除、カクヨム版参照して下さい)



 表現方法がこんなに違うのに、全く同じ内容のことを言ってる訳です。




 つまり、僕らの生きてる世界は「資本主義社会で競争社会」です。

 

 その世界の構造自体からはログアウト不能です(爆、またです!)


 逆にいうと、そこに夢を与えるのがなろうの小説なのでこんなに受けてるんでしょうね。




 なろうの作家さんは小説を書くのが好きで小説に夢を込めていますが(作家性30%)、「資本主義社会で競争社会」という世界の構造を無意識に理解していて(商業性70%)、自分自身=読者とのシンクロ率が高い作品を書いている訳です。


 テンプレとか、書き溜めておいて5話ぐらい一気に投稿とか、改行を頻繁ひんぱんにするとか、空白などの使い方とか、自分の伝えたいこと、面白いと思うことにはこだわるけど、表現を変えれば伝わるなら、編集者が出したアイデアで企画自体を練り直したり、新人賞の全面改稿などでもどんどんやってのけてしまいます。


 「頑固で強情だけど(伝えたいコアの部分、作家性30%にはこだわる)、妙に素直で変わり身が早く(どうでもいいことだが売れるために必要な表現、物語の設定とかはいくらでも変えてしまう、商業性70%)、引きこもりのニート(単に家にこもらないと小説書けないので)」の意味はそういうことです。


 結局、「小説を書く前から」勝負は決まっていて、栗本薫/中島梓は「小説とはひとなり」と言ってますが、小説家というか、僕らの世界で生き残る術(サバイバルスキル)を本能的にわかってる人が作家として成功する訳です。


 「35歳以上に男女が結婚できる確率は2~3%で、40歳以上の確率は1%である事実」がどうして起こってしまうのか?については、また、エッセイに書きます。


 僕もあまりモテない男なのですが、振られた女性50人ぐらい集めて、Mixiで男集めて合コンを月1~2回ぐらい1年ほどやりましたが、研究の結果w、女性にも惚れる男性の「テンプレ」があって、それに反発する男性はモテません(きっぱり!経験者は語る)


 僕たちは恋愛と結婚世界の「テンプレ」からも、逃れられない、ログアウト不能です(またかよ!またです)


 自分のコアを代えずに、ダイエットする、モテない服はいっそ全部捨てて買い替え、メガネ外してコンタクトにして、食事はワリカンではなく無理してもおごるなどなど、モテたい一心でを自分を大改造できる人が栄光をつかみます。



暇つぶしに、彼女の作り方を教えてやる(これ書いてること正しいです。体験者は語る。ただ、結婚に必要なのは誠意と忍耐力、イケメンでも同じ)

http://ncode.syosetu.com/n8352bk/



 本当はどうでもいいことに、プライドにこだわって恋愛も結婚もできなくなるというのがこの確率の低さなのですが、結婚するだけが人生ではないし、独身で自由に生きるのも選択肢かもしれません。


 自分の本棚に本がたくさんあるけど、読み返す本が何冊あるか?ということでもあります。


 本当はほとんど捨ててもいいのに、ただの思い出と感傷に過ぎないのに、僕もできないんだけどね。




 テンプレ=成功法則ともいいますが、センスがある人ははじめから本能的にそれが分かっていて、自分の願望、欲望を実現するために、見た目など全部別人に変えられるということです。


 女性で言えば女らしい態度、化粧とかファッションですね。

 女性は化粧で全く別人に化けることができますし、小さな頃から「この世界で女性として生きる厳しさ」を知ってるので、男性より未婚率は少ないですね。


 男はプライドとこだわりの生き物だから、全く別人になることはなかなか難しいですね。経済力説も有力ですが、未婚率高いのは変なプライドと自己否定できないことかな。




 自分が資本主義社会のニーズに合ってない→まず、自己否定して自分を造り替えていくというのが成功法則です。


 自己否定=リセットです。それは自分を捨てることではなくて、やり方を変える、生き方を変えるということ、自分の夢のために自分を変えていく、行動していくということです。そのために、今までの自分の生き方、やり方を全部否定する必要があるんです。


 まあ、一度、死なないと生まれ変われないから(笑、テンプレです。やっぱり死にます)

 


 小説家にしても現実の世界でも、テンプレ=成功法則を否定(わざわざ失敗してる)したら成功しないですよね。


 だって、今はそういう小説が売れそうなんで、出版社自体がはっきりと明言し、そういう小説でオリジナリティある(作家のこだわり、これがないと意味もないし、読者に見放される)小説を書いてねと公言してるのだから。


 


 で、ちょっと希望のない話が続きましたが、僕のスタンスとしては「週末起業家としての小説家」でいこうと思います。


 趣味で小説書くのもそれはそれで楽しいし、元々、30代の頃に異業種交流会の企画でフリマで台湾から仕入れたものを売ろうという企画をしたことがあります。


 それでお茶、子供服、おもちゃ、ビーズとか、いろいろ売ってたら、ビーズが売れて、それを売ろうということなって、スワロフスキービーズ(シャンデリアやガラス細工などスイスかな?のブランドビーズ)の材料を売ったら年間300万ぐらい売れて100万ぐらい利益が出ました。


 なんですが、僕は「金持ち父さん、貧乏父さん」に書かれてるとおり、経費だけ出してもらってタダ働きでノウハウを学び、お金は出資者(相場師の友人)に全部送金してました。


 僕も太りすぎで睡眠時無呼吸症が判明したりして、途中から相場師の友人の幼馴染が入って来たり、本格的に起業しようとか言いだして、ビジネスモデルが脆弱なので辞めましょうと進言したけど、幼馴染は会社辞めちゃって引っ込みがつかないし、結局、上手くいかなくなった。僕は引退したし。


 当初、ネットで一粒4円で仕入れ→20円(店舗の販売価格は一粒30~40円なので安いと言われた)で売るが、誰でも仕入れられるし、すぐにバレてきて相場は10円ぐらいに急落、模倣者、競争相手もでてきたし。


 フリマの世界でも卸業者がいて、神戸経由で中国製の安い製品ぶつけられて、僕が200円で売ってたら粗悪品だけど100円で売られたら、相手は子供とかなのでお金がないし、変な形のピカチュウのガラス細工とかでも買っちゃうもんね。


 僕の製品はタイで製造して台湾から仕入れて、品質のいい、かわいいピカチュウ(でもちょっとちがう)のガラス細工なんだけど、子供には見分けがつかないよね。


 日本の製品が世界で売れなくなる構図がフリマの世界でもリアルに体験できます(爆)



 メインはスワロフスキービーズの材料だったんだけど、お客のクリエイターの作品を仕入れて指輪とか、キャラクターぽいストラップとかも売れた。


 お客のクリエイターに僕のやり方も模倣されてきたし、結構、スワロフスキービーズ材料販売→クリエーターの作品買い取り販売、台湾の出資者の彼女&日本語学科の学生のストラップ工場wとかの製品が送られてきたり(船便が安い)、趣味の作品を販売できるスペース貸店舗でビーズ材料を販売したりしました。


 ビーズの袋詰めはビーズ数え器をフリマに来てた大工さんに作ってもらって障害者施設に発注して、結構、箸の袋づめとかの仕事より楽しいと言われて好評でした。


 非常に楽しい体験でした。元々セールスだったので、やっぱりセールスは転職だったのかな?とも思いました。



 話がそれましたが、フリマでクリエーターが自分の作品を売ってるのを見て、やっぱり、僕も自分の小説作品とか自分で売れないかな?うらやましいと思いましたね。


 それで、小説家になろうという目標を立てるのですが、とりあえず、36歳になってしまっていて婚活はじめます。この辺りはエッセイにも書きますが、結婚できたのが去年で45歳でタイ人彼女(好みのタイプで美少女だが30代中ごろ)だったりします。


 デスクトップの写真を毎日眺めてニヤニヤしてます。かわいいなあ。ひとりハーレム。国際結婚の手続きが大変で2013年7月タイで結婚式後、やっと今年の3月末ぐらいに来日予定です。


 遠距離だしお見合いだし、何回か会ってるけど、メールと電話ばかりでラブラブでもないし心配したけど、誕生日プレゼントにマフラー編んでくれるとうし、何か妙に最近、優しいです。


 で、46歳になる2014年に、ようやく「週末起業家としての小説家」を再起動した訳です。


 ラノベ作家の編集は新人賞受賞した作家に、まず「仕事辞めないで下さいね」と言うそうですが、ユニクロの社長の名経営者の柳井正さん著「一勝九敗」という本があります。


 起業家(小説家も確率は同じ)は10回チャレンジして、9回失敗して1勝できればいいという覚悟で事業に臨むべきだというお話があります。


 作品10個あったら、ヒット作は1個でたらいいぐらいの感覚でやっていけということですね。


 電子書籍の出版社作れないかなとも思ってますが、起業家に必要なのは営業センスとコスト意識で、いかに経費をかけずにいいものを作るか?ということです。


 「小説家になろう」というサイトは、起業システムとしては非常に優れたものです。


 出版社にとっても、何十万人もの作家志望者が、セルフサービスで企画を考え、文章を書き、ファンや読者を育て、宣伝してくれるし、経費かかりませんしね。

 

 

 次回はこんどこそ、『とある魔術の禁書目録』の鎌池和馬氏のお話といきたいところです。



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