答え
凌牙スランプ回
凌牙「クソッ!!!」
俺は地面を殴りつけた。
翔子はクルクルと銃を回すと煙に息を吹いて消した。
翔子「この時代に剣を使うこと自体間違ってるんじゃないの?」
凌牙「.....」
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サリエリ「あなたの太刀筋は分かりやすいし!」
破滅光子弾が巨剣と防御ユニットを破壊しノックダウンさせた。
サリエリ「遅いのが弱点です。」
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俺は落ち込んでいた。
凌牙「やっぱ今の時代はもう...」
俺は『希望光帝』と俺の魂の剣を箪笥に仕舞った。
凌牙「俺は変わらないといけないらしいな.......」
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利休がのんびり紅茶をいれていると凌牙が大量の武器を倉庫に運び込んでいった。
利休「なんでしょう....」
気になった利休は倉庫に向かった...。
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凌牙「はぁ...はぁ...」
俺は壊れてズタズタになった武器をジャンクの山に重ねた。
凌牙「ダメだ~!!!」
痒くなった胸を掻き、地面に頭突きした。
凌牙「やっぱ俺には剣しか....いや!
剣はもう使えない!
いくら修業を積んでも...」
と、視界に利休が現れた。
利休「冷たい抹茶でもいかがですか?」
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利休が抹茶をいれるのを見るのは初めてだった。
利休「はい....」
抹茶の風流な香が鼻腔をくすぐる。
利休「織田信長らしくガバッといって結構ですよ?」
凌牙「すまない。」
俺は抹茶の入った茶器を掴むと一気に飲み干した。
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ここはバーチャル空間...
ここに激しいソニックブームが起きていた。
翔子は耳を塞いでいるがそのスキにサリエリ先生の蹴りが腹に命中する。
サリエリ「破滅光子弾!」
これだけはかわせない....。
サリエリ先生の放った一撃で完全にノックダウンした翔子と義元だった....。
サリエリ「手応えないわね...。」
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利休「あなたに足りないものがあります...。」
凌牙「足りないもの?」
利休「答えは簡単です。」
利休は人差し指を立てた。
利休「底から無限に沸き立つ『復讐心』。
かつてのあなたは妹を失いその怒りが変質し無限の復讐心を生み出しました。
しかし今は...平和になりその力を失いました。
それが弱体化の大きな要因です。」
俺はハッとした。
俺は...【復讐の牙】を見失っていた。
それがない限り俺はただの犬だ。
凌牙「ありがとうよ...利休。
おかげで目が覚めた。」
俺に新たな憎悪が生まれた。
『平和慣れし堕落した俺への復讐』.....。
俺は『希望光帝』と剣を握るとバーチャル空間に飛んだ....。
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凌牙「先生...」
サリエリ先生は振り返り驚いた。
サリエリ「あら?」
凌牙「次は俺と勝負だ。」
『希望光帝』を発動し、黒ずんだ甲冑を身につけ剣を抜いた。
サリエリ「(この殺気...さっきと違う...)」
サリエリ先生もガントレットを握り翼を広げた。
サリエリ「容赦はしないわ。
殺さない程度にたたきのめしてあげる!!!!」
まずは光子のハウリングが始まった。
翔子「凌牙!?」
凌牙「うおおおおおおおおおおおぉぉっ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
なんと凌牙が次々と破壊されていく甲冑を無視して突撃してきた。
サリエリ「(ウソ!?
まずい!!!)」
ハウリングを止め、破滅光子弾を打つ!
凌牙「鮫の一撃を喰らいやがれ!!!!」
俺は『希望光帝』の甲冑と巨剣をぶつけて相殺する!!!
そして爆風を駆け抜けて剣を振り下ろした....。
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サリエリ「なかなかやるわね...先生見直しちゃった♪」
サリエリ先生はシャワーを浴びるとパジャマに着替えた。
対する俺は...。
凌牙「はぁ....『希望光帝』...焼失しちゃったよ...」
爆風をくぐり抜ける代償として俺は大事なものを失ってしまった。
だが、サリエリ先生は手痛いダメージを受けてノックダウンしたからいいとしよう。
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夜...一人コンビニでカップ麺を買ってベンチで食べ終えた俺は自宅に戻ろうとしていた...。
と...何やら一人の女性が涙を流しながら道路に立って―
凌牙「やばい!!!轢かれるぞ!!!!」
俺は全力疾走すると女性にタックルした直後、俺は車に轢かれた......。
医師「驚いた...あれだけの勢いで轢かれたのに体のほとんどが無傷だ...。
あとは左腕だ。
もうグチャグチャになっている。
やむを得まい。
左腕を切るぞ!!」