第3話。くだ
読んで下さり有難うございます!
わんわん。
僕の頭の中では回想していた。
嫁から別れを切り出された時の元嫁の顔。
子どもを怒ってる時に嫌そうに僕を見ていた元嫁の顔
子どもが生まれた時に病室に来ていた親族の喜んだ顔
プロポーズをした時に涙を流して喜んだ元嫁の顔
トラックやってる時に文句を言ってくる先輩の顔
土木やってる時にうるさいと怒鳴ってくるババアの顔
学生時代にイジメをしてくる輩の同級生の顔
誕生日に親と外食に言った時に恥ずかしそうに歌を歌ってくれた親の顔
膝の上に乗せてくれて頭を撫でてたばぁちゃんの顔。
いけない!まだ死にたくない!
姉ちゃんは大丈夫か?
僕はエアバッグにもたれた自分の頭を起こして助手席の姉ちゃんを見た。
エアバッグにもたれてる。
「大丈夫ですか!!!」
体を姉ちゃんの体を揺らした。
「う…」
生きている。
後の車を見ると、後には車は無かった。僕たちのタクシーの前方にあった。ひっくり返っていた。
僕はドアを開けて安否を確認しに行く事にした。
怖かった。
ガタガタ体がする。
足にも力が入らない。
車の中には1人いた。明らかにそっちのスジのヤツが逆さまにシートベルトで繋がれていた。
「大丈夫ですか!!!」
「クソが!タクシーの分際で。」
そう言いながら悶えてダッシュボードを逆さまになりながら開けようと体を無理に動かしている。
拳銃だ!拳銃を取り出そうとしている。
そう思った僕は無我夢中でソイツを殴った。
人は何回か殴った事がある。案外、僕は喧嘩が
強い方だと自負があった。
弱ってるソイツを無我夢中で殴った後、
ソイツはぐったりとしていた。
殺さなきゃ!
復讐される!
俺はソイツの目玉を強く親指で押した。
瞼が邪魔だった。
ソイツは悶えてる。
俺は左手でソイツの瞼をぐちゃぐちゃ引っ張りながら右手の人差し指と親指で目玉を握った。
ぐちゃぐちゃ上下左右に引っ張った。
ソイツは悲鳴をあげている。
気持ちが良かった。
アドレナリンが指の力を増大させた。
中指も薬指も目玉を捕らえる事が出来た。
ぐちゃぐちゃに引っ張った。
取れた。目玉と恐らく神経だろう。目玉にくっついてるくだみたいなのも取れた。
俺は、その、目玉とくっついているくだみたいなのを遠くに投げた。
ソイツの悲鳴は止んだ。
念の為にソイツの頭を何度も殴り、何度も蹴った。
反応が無かった。
良し!死んだだろう。
俺はタクシーに戻った。
姉ちゃんが泣いている。
「大丈夫?」俺が聞くと姉ちゃんはドアを開け
走っている。
俺が「姉ちゃん、落ち着いて。」
そう言って姉ちゃんを追いかけた。
「来ないでー」
そう言って足が絡まった姉ちゃんは地べたに座り込んで泣いている。
「アイツは死んだから安心して。」
「人殺し、来ないで」
「君の為にやったんだよ。もう大丈夫だから」
「イヤあぁーゔぁー」
姉ちゃんは叫び続けた。
次回もご期待くだちゃい。
フランス産の枝豆。
にゃーw




