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『え、私が姫ですか?!』失恋後の帰り道、白ネコ宅配車を触ったら異世界のヤンデレ王子様が降臨して、溺愛してくるんですが?!  作者: 間宮芽衣
第四章 星に導かれし闇と叡智の試練と学園祭。

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46/46

【46】END:星降る夜に、君と。


――今、私は寮の自分の部屋にサイラスと一緒にいる。


 帰ってから攻略本を開くと、内容が書き換えられていた。


⭐︎………⭐︎………⭐︎


⭐︎プロローグ⭐︎


 ここは、セレスタ王国。隣国の公爵令嬢としてセレスタ王立魔法学園に留学した『貴女』は4人のイケメン達と出逢います。そこに待ち受けるのは数々の試練と運命の恋。


 最後に『貴女』が運命の星達に見守られながらキスをする相手は――一体誰?



⭐︎登場人物⭐︎ヒロイン:あなた


『はわわわ!!美味しいものが食べたいですぅー!』


食いしん坊で天然な癒し系ヒロイン。


※デフォルト名はリリー・ハーゲンダールになってるよ!


⭐︎貴方と恋に落ちる運命のイケメン達⭐︎


 ①カミル・セレスタ

『…僕のお菓子も食べるかい?』


 セレスタ王国の王太子。カメリアと婚約しているけれど…?いつも生徒会室にいるよ!好きな食べ物はミルクキャラメル。


 ②ギルベルト・ラングフォード

『一緒にフライドチキンを食べましょう!』


 騎士団長の父親に憧れて、毎日訓練を頑張っているよ。筋肉隆々で剣を振る姿に釘付けになっちゃうね!演習場に差し入れに行こう。好きな食べ物はフライドチキン。


 ③カーティス・クロイツェル

『キスしてくれたら、その苺をあげます。』


 父親のように立派な宰相となって国を支えるのが彼の目標。いつも図書館で勉強しているよ。

 いつも意地悪なことを言うくせに、貴女が困った時は絶対に助けてくれる。好きな食べ物はプリン。


 ④ノエル・フェルディナンド

『…はい!オークの肉、取ってきた!』


 飛び級してきた一つ年下の天才魔導士。可愛い顔に似合わずその腕前は国の中でも10本の指に入るほど!

 放課後は魔術塔で訓練をしているから遊びに行こう!好きな食べ物はコーンスープ。


⭐︎POINT⭐︎

 お目当ての男の子のいる場所に遊びに行こう!好感度が上がるよ!


⭐︎友人キャラ⭐︎

・アイリーン・クロノス

 サイラス王子の婚約者の庶民派のクロノス王国の王女。好きな食べ物は蕎麦と納豆。


・カメリア・ウエストウッド

 セレスタ王国の公爵令嬢。カミル王子の婚約者


⭐︎隠しキャラ

・サイラス・アステリア

『僕はアイリーンが好きだからごめんね。でも、お菓子はあげるよ。』


 アステリア王国の王子様。四人のイケメン達全員と仲良くなると、『ある事件』が発生して、時間が巻きもどってサイラスが転校してくるよ。謎が多いけれど、儚げな美貌を持った美しい王子様。好きな食べ物はオーク肉。


⭐︎………⭐︎………⭐︎ 


(何これ、草っ!!口説き文句がカーティス以外甘さが消えて、皆ヒロインに餌付けしてるんですけど。)


「サイラスー!見てこれ!攻略本が書き換えられてるよ!」


すると、サイラスの通信用の青い宝石のネックレスが光った。


「エリカ様だ!」


ネックレスから出た光が揺らめき、モニターに母の姿が映し出された。


『お疲れ様。二人とも。元気だった?

 ――星の祝福、終わったみたいね。


 無事済んだみたいで、正直、ホッとしたわ。』


眉尻を下げる母に何だか胸がぎゅうっとなる。


「…お母さん…。」


『あーあ。でも、やっと娘が幸せこれから生きていけそうって思ったら、卒業したらすぐ結婚かぁ。


 …何だか寂しいわね。卒業式が終わって結婚するまでは、ずっとクロノスで過ごしなさいよ。


 私はもちろん、ディーンとティモシウスも待ってるから。』


母がそう言うと、サイラスが頷いた。


「結婚してからも転移でクロノスに二人で遊びに行きますね。」


「ええ。…頼んだわよ。アイリーンの事幸せにしないと承知しないからね。」


その言葉にサイラスが頷く。


「はい。僕の幸せはアイリーンの幸せなんで。」


その言葉に私は赤面し、母は満足そうに頷く。


「…また皆でクロノスに来たらバーベキューでもしましょう。それじゃあまた連絡するからね。」


そう言って通信が切れた。


 ――部屋の中に静寂が訪れて、サイラスがそっと後ろから肩越しに腕を回して私を抱きしめる。


「…アイリーン。」


耳元で低い声で囁かれた瞬間に全身の体温が一気に上がる。


 そしてそのままサイラスの唇が耳、首筋、頬、唇と降りてくる。


「っぁ、」


キスはどんどん深くなり、彼の手がプチプチと着ていた私の部屋着のボタンを外していく。


 どさっ


「…今日は遺跡の攻略前で我慢してた分、思いっきり抱くから。」


そう言ってベッドに押し倒した彼はそう言って艶やかな表情で笑った。


「っ、うん。私も、ずっとサイラスとしたかった…、」


「――っ、」


その言葉を合図に、サイラスの唇と指先が私の事を翻弄し始め、二人の熱が溶け合っていく。


「っ、サイラスっ、サイラス、」

「アイリーンっ、」


私達はその夜、穏やかな表情で抱きしめ合いながら眠ったのだった。


◇◇


 ――月日が流れて、今日はセレスタ王立魔法学園の卒業式だ。


 学園長が一人一人に卒業のスクロールを渡し、生徒達が別れを惜しむ。


「――皆さん、卒業おめでとう。」


その言葉を最後に皆がワァッと歓声を上げる。


 私達はすっかり仲良くなった仲間同士で笑い合う。


「絶対クロノスに遊びに行くわ。」


そう言って珍しくカメリアが涙ぐんでいる。


「はわわっ!私も実家もありますし!!遊び行きますので!!」


――ちなみにリリーはこのままカーティスの実家に嫁入り修行で残るので、セレスタに住む事になりそうだ。


 サイラスもノエルとギルベルト、カーティス、それにカミル様と笑い合っている。


「――結婚式には呼ぶからな。今までありがとう。アイリーン王女と幸せに…な。」


そう言ってカミル様がサイラスに声をかけている。


 すると、サイラスがニヤッと笑う。


「ああ、もちろん幸せにするさ。僕も結婚式に君達を呼ぶから。」


――ちなみにノエルは魔道具の研究で何年かアステリアに留学する事になった。


 …つまり結婚してからもノエルだけ結構な頻度で顔を合わす事になりそうだ。


「じゃあ、寮に戻って着替えましょうか。夜から卒業パーティーだからまた話しましょう。」


カメリアの言葉でみんな名残惜しそうに寮の自分の部屋に戻っていく。


「やったー。ご馳走出るから食べまくるぜっ!」

「はわわっ!デザートも沢山あるみたいなので楽しみですぅー!!」


食いしん坊なギルベルトとリリーをカーティスが目を綻ばせて見ている。


 私とサイラスも手を振ると、その場を後にするのだった。


◇◇


 ――そして、いよいよ卒業パーティーが始まった。


 私はサイラスの瞳と髪の色である銀と青のドレスに身を包み、友人達と談笑していた。


「はわわっ!お二人ともすっごく綺麗ですぅー!!」


リリーに褒めてもらえて私とカメリアは口元を綻ばせる。


 ちなみにリリーはカーティスの色である琥珀のアクセサリーと可愛らしいシフォン生地の深緑色のドレス、カメリアはカミル王子の色である金のセクシーなドレスにエメラルドの装飾品を付けている。


 しばらくすると、楽団が音楽を演奏し始めた。


「踊ろう!!」


そう言ってカメリアをカミル王子が、そしてカーティスがリリーをエスコートして行く。


「僕達も行こうか。」


笑顔のサイラスに手を引かれて私達もダンスフロアへと向かって行く。


 ちなみにギルベルトは最近出来たしっかり者の婚約者と、ノエルは魔術塔の研究仲間の女の子と踊っているようだ。


 色とりどりの衣装を身につけた令嬢達。

 

 キラキラと輝くシャンデリア。


 それに観覧席付近に並べられた美味しそうなご馳走。


 華やかなパーティーで皆がシャンパン片手に騒いでいる。


 ――すると、サイラスがそっと私の耳元で囁く。


「ねえ、ちょっとだけ二人で抜け出さない?」


彼の提案に私は笑顔で頷く。


「っうん!!」


私達は皆が盛り上がる裏で、二人だけでこっそりと夜の庭園に抜け出した。


 空にはまるで降ってくるかのような美しい満天の星が浮かんでいた。


 ――そんな中、サイラスが低い声で囁く。


「…今日の君、物凄く綺麗だ。


 ――みんなの前では言えないから、君だけに言うよ。パーティー中も、ずっと君が欲しかった。」


その言葉に私の顔がジワジワと赤くなる。


「…っ、サイラスも物凄くカッコいい、私もっ、ずっとキスしたかった。」


「――っ、」


すると、星空の下でサイラスが切羽詰まったかのように性急に唇を重ねてきた。


「んっ、。


 …ふふっ…いけないことしてるみたいで…。

 なんだか凄いドキドキするね?」


私が上目遣いで彼を見つめると、彼が甘く蕩けるような表情で答える。


「――じゃあ、もっといけないこと、しようか?」


――その瞬間、怒涛のキスがサイラスから落ちてきた。


満天の星空からはまるで祝福するように何度も何度も流れ星が落ちてくる。


 美しい庭園に、満天の星空。銀色のドレスの裾がキラキラと揺れる。


 そして、庭園にはサイラスに抱きしめられてる私のシルエットが幻想的に浮かび上がる。


「っ、好きだ、」

「私も、」


こうして、冴えない一人の貧乏女子高生だった私は、素敵な王子様と異世界で幸せになったのだった。


「――もし、世界中が敵になったとしても、君と一緒にいられるなら絶対に乗り越えてみせる。」


少し嫉妬深くて愛が重いヤンデレ王子様だけど、私はそんな彼の事を――


「ふふっ、サイラス、大好き!!」


とてもとても、愛している。



――TRUE END――



fin.


 



 ここまでお読み頂きまして、本当にありがとうございました。なんとか完結まで辿り着くことが出来ました(´;ω;`)


 これまでは「ファンタジー=なろう」、「恋愛=ムーン」と棲み分けしていたのですが、ピッコマやアイデジ!などのコンテストに応募するため、最近は全年齢の作品にも挑戦しています。


 結果的に、R18展開に頼らなくても“キュンとする恋愛”を真剣に考えるようになって、少しずつ筆力が上がったかな……なんて勝手に思ってます(笑)


 少しでも「面白かった!」「読んだよ!」「お疲れー!」と思って頂けましたら、評価の⭐︎やポイントを入れてもらえると狂喜乱舞しますw


 今は、ハイファンタジーで『カレー屋さんの異世界物語』を書いています。毛色は違いますが、ご興味ありましたらぜひ遊びに来てください。


 また、現代恋愛では

『伊集院桜子と財前慶一郎の恋〜偏差値70なのに恋愛経験0の二人が理性を失うまで〜』

というお話を並行してストック執筆中です(現在9話目)。

 

 ヒロインもヒーローも少し草ですが(笑)、私の恋愛ものの中でもかなりキュン度高めで笑える感じなので、始まったらぜひ…!!


 ではでは、また次の作品でお会いできますように。


 本当にここまでお読みくださって、ありがとうございました!


2025.11.12 間宮芽衣


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