不要な電話はお断り
「確認して折り返しますので、お名前と連絡先よろしいでしょうか」
私がそう電話先の相手に告げた瞬間、電話は切れた。
数年前、とあるドラッグストアで勤めている時だった。よく電話でお客様から問い合わせや、営業の電話がかかってくる。営業の電話は厄介なもので、対応が悪いとクレームとして本社に連絡を入れる。いや、お店の電話に営業する方が問題と思うけれど!
そんなある日だった。
「あのーーありますか?」
お客様からの問い合わせだった。肝心の部分が聞き取れない。
「申し訳ございません、もう一度よろしいですか?」
そう伝えるも、同じく『肝心の部分』だけ聞こえない。何度も何度も聞き返して、それはようやくスキンーーコンドームと知る。
そのあとも相手は『肝心の部分』は聞き取れない質問を繰り返す。一番良い対応は男性スタッフに変わることだが、今は不在。
そのため何度も「電波が遠いようです」や「もう少し受話器にお声近づけていただいても良いですか」を繰り返す。そして相手が『使い方について』質問をしたタイミングで
「メーカー様にお尋ねいただくのが一番です」とハキハキとした声で伝えたら電話が切れた。
オチが読めるだろう。
そう、つい先日同じような電話がかかってきたのだ。記憶にある声と同じである。
だから私は冒頭の台詞を言った。そして、電話は切られた。
録音しているような音も聞こえるが、女性の恥ずかしがる声を売っているのだろうか。こういう人たちは、何を求めているのだろう。
私たち販売員としての声はひとつ
営業も変態も、本来の用途としての使い方でない電話は着信拒否できるようにしたい
以上である
少し省いていますが(聞き取れないので)実話。こういう電話は営業妨害として訴えていいのだろうか。
お店の電話に営業電話する人も滅んで欲しい。