主な登場人物
*ベネトナーシュ・アステリ・スターリア
22歳⇒0歳8か月
元日本人。
顔はそこそこ可愛い程度だったが、その類まれなる#空気読み__エアリーディング__#スキルによって、地下アイドルからトップアイドルまで成り上がった強者。
が、番組収録中に事故に巻き込まれ死亡――――からの、まさかの異世界転生。
目が覚めたら赤ん坊だった。
・スターリア帝国7番目の末子。上に皇子が4人、皇女が2人いる。
・転生後はプラチナの髪とアメジストの瞳をもつ、美少女ならぬ美乳児。
・皇帝一家の非道っぷりに心底引いている。が、母もいない状況では彼らの庇護なしで生きていけない現実にぶち当たり、苦悩の末「そうだ全員私のファンにしてしまえば良いんだ!」ととち狂った(無自覚)人。
・常識人、ツッコミ属性。ファンとともに成長したい系アイドル。
・空気を読みすぎるが故に要らぬ苦労を背負いこむタイプ。が、基本ポジティブのためそれほど気にしてはいない。
・魔法は使えるものの、使用後に強い反動に襲われ寝込むのが悩み。父譲りの膨大な魔力に対し、母譲りの脆い器(体)が原因らしい。
*アルクトゥルス・アステリ・スターリア
35歳
スターリア帝国の皇帝陛下。
・見目は整いすぎて最早人外。美しき魔物と国内外で有名。鍛えているため体はがっしりとしている。王族の証であるプラチナの髪と夜空のような紺碧の瞳をもつ。
・基本、装飾一切なしの黒い軍服姿。血しぶきが飛んでも目立たないため。白とかは嫌い。理由は以下略。
・歴代皇帝の中でも最も武勇に優れており、魔法すら物理で無効にしてしまうチート。
・膨大な魔力量を誇り、天才的な魔法の才をもつ。が、基本的に肉弾戦が好きなため、滅多に魔法は行使しない。
・戦うために生まれてきたと言われるほどの皇帝であり、大陸中の国々をその日の気分で単身攻め込むことも多数。そして一夜で落としてくる。戦場では敵味方関係なく虐殺する、冷酷非道な性格。
・戦場でしか生を感じられない人。それ以外に関心を寄せることはなく、日常では感情が一切動かないため無表情がデフォ。
・内政は大臣に一任しているが、実務能力は高い。最低限はこなしている。問題を起こす者は一切の慈悲なく壮絶な拷問の末虐殺するので、今のところ不正を働こうとする勇者は現れていない。
・普段は皇帝宮か天星宮の執務室にいる。皇帝宮には拷問専用のホールがあるとかないとか……。
*ミーティア・アステリ・スターリア
33歳
スターリア帝国の皇后陛下。
・全体的に華奢で小作りな体躯と、薄紫の瞳、白く長い髪のお陰で儚い雰囲気漂う白百合のような美人。
・宰相であった父に無理矢理皇室へねじ込まれた。しかし体が弱く、また僅かな魔力しか持たないこともあり、皇后でありながら周囲から蔑まれ冷遇されている。
・大変怖がりで、夫である皇帝とはまともに視線も合わせられない関係。子ども達も皇帝に似すぎて恐怖の対象でしかなかった。
・自分によく似た気性と脆弱な体で生まれてきたベネトナーシュのことは、自分が守らなければと決意している。片時も離すことなく傍に置き、侍女や護衛騎士と協力し暗殺者から守っている。