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『或る小説的思想集』

『飛躍現象についての、現象的思想』

『飛躍現象についての、現象的思想』



人間は、凡そ自分のことが分かった様で分からない。何処か崇高な場所へと飛躍しようにも、現実の自己を眺めると、暗室明滅の、果てしない諸現象によって、瞬く間に自己は拡散し、何になるでもなく、現象し続けて居るのである。不可思議の代名詞の様なものだ。



かと言って、所謂、今此処、という場所に留まっていることは出来まい。やはり、進歩主義者の発言する様に、人類は宇宙空間のもっと先の、見知らぬ世界へと、思いを巡らせて、自己の変革を求めなければならないのだろう。やはり、此処にも、不可思議を研究する様でいて、不可思議がないと、何も始まらないのだ。



未知の世界とは、こうした、人間の生活形式に於いて、心的欲求を現象させているのである。それは、つまりは、飛躍現象と呼べばことは足りるだろうが、我々には、それが本質的には生きる意味に変容している訳で、世界は広いということを、自覚させられるだけの現象思想が、既存していると言って十分であろう。

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