表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

32/34

【小ネタ】声の話。




「最近しみじみ思うんだよね……」


「何をだ?」


「この世界の人達、声がよすぎない?」


「……確かに」


「顔がいいうえに声もいいって何? 格好つけたセリフも様になっちゃうじゃん、笑えないよ赤面するよ」


「あざとい台詞も破壊力抜群となって襲ってくるな。いや俺には画面の向こうの嫁がいるのでよろめきはしないが」


「『これが二次元だったら……!』って惜しくなるよね……。『このシチュ何回でもほしい、ただし画面の向こうで』の多いこと」


「わかる。『このシチュと台詞、推しにやってほしかった』とかもある」


「二次元じみた言動する人が多いからね……。ちなみに推しの声帯と似た声の人とかいる?」


「いる」


「やっぱりか……。グッと来たりしない?」


「目を閉じて聞いたら危ないなと思う時はある。授業中の朗読は推しと授業を受けてる気持ちになれる」


「満喫してる……強い」


「せっかくなら多少は楽しまないとな」


「私はそこまで割り切れないというか、イイ声は刺激が強すぎるというか」


「それはあんたの趣味嗜好の問題では」


「……ハッ」


「あんたの『イイ声』の基準、色気がある系だもんな」


「だって好きなものは好きなので……」


「別に責めてないって。ただあんたの御耳にかなう声の主がたくさんいるなら、あんたの周りやばそうだなと思うけど。CERO的な意味で」


「だ、大丈夫だよ……ちょっと耳元で囁く率高いだけで」


「囁きCDかよ」


「そっちだって顔面偏差値も声偏差値も高い人材が揃ってるとかやばいじゃん」


「男向けで耳元で囁くのはな、難易度が高いんだ。主に身長的な問題で」


「……だから危険度は少ないと」


「そういうこと」


「くっ、ずるい……男女格差だ」


「代わりに身内と幼馴染相手だと耳かきイベが発生しそうになるけど本当にずるいと思うか?」


「いややっぱりずるくないですすみません」


「わかったならよろしい」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ