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戦う生産職  作者: 雷炎
煌炎皇編
64/93

ドワーフの国へ

体調不良に風邪のコンボ決められたんで今日は短めです。すいません。

王城で【煌炎皇(ブレイズ)】とやらの討伐を頼まれ早速俺たちは東のドワーフの国…【山岳鉱人共和国 ヘパイト】へと旅立った。

幸いにして国から前金として結構な額を貰ったので旅の道具は最高レベルの物が揃えられた。


「ところでヘパイトまではどうやっていくの?流石に歩きでは無いでしょ?」

「ああ、移動には馬車を使う予定だよ。残りのお金を使い切ればかなり良いのが買えそうだし。」

「馬車はわかったけど馬はどうするのー?」

「それに関してはクロ!頼むぞ!」

「…来い、【機械■形 エクス・マキナ】」


クロがそう呼ぶと空中から真っ白のマネキンみたいな人形が出て来た。


「『祖は千変万化の神人形(機械馬形)』」


そのスキルを発動すると同時にマネキンは一瞬で形を変え機械で出来た真っ白な馬が現れた。

これがクロの持つ特典武器【機械■形 エクス・マキナ】の能力だ。

ここで一つ解説を入れておくと基本的に特典武器には3つのスキルがある。所有するだけで効果を発揮するパッシブスキル…松屋の持っている【連鎖陣杖 リンクルーン】の魔法待機能力なんながこれにあたる。

そしてアクティブスキルにあたる特典武器の元となった魔物の称号を冠した能力(特典武器の称号部分は元となった魔物と大きく違う場合もあるので一概にこうとはいえない。)と元となった魔物の名前を冠した能力の2つがある。今回クロが使ったのは前者の方だ。


「こいつに引かせれば餌の用意も休憩も必要なく動き続けられるって寸法よ!」

「なるほど〜。」


大量に買い込んだ消耗品は俺の『無限収納』に放り込んだし、いざ出発!


〜道中〜


「なあミヤ、この間手に入れた特典武器って結局どんな能力だったんだ?」

「ん?ああ、あれね。ちょっとよくわからん能力があって完全には使いこなせそうに無いわ。」

「ちなみにどんな能力?」

「こんなん」


--------------------

【無名魂器     (ネームレス)

【ランク】伝説級(レジェンダリー)

【品質】S

【固有技能】

魂魄拡張(ソウルストレージ)

祖は名もなき器(無名魂器)

我は■■■■なり(■■■■)


製作者:

--------------------


「意味がわからん」

「だろ?」

「…因みに効果は?」

「『魂魄拡張』が俺がスキルで取り込める魂の上限増加で『祖は名もなき器(無名魂器)』と『我は■■■■なり(■■■■)』は発動しない。」

「今のどうやって発動したのよ?」

「頭で思い浮かべると発音できるぞ。多分言語理解の副次効果。例えば(●´ω`●)(こんな風に)

「うわっ言葉なのに顔文字って認識出来る…気持ち悪っ!」




〜5分後〜

「o(^o^)o」

「(●´ω`●)」

「( ´△`)」

「o(`ω´ )o」

「(-_-)zzz」

「(´・ω・`)」



「…いや日本国喋れよ。あとこっちみんな。」


「すいません」×5



顔文字会話が思ったより楽しかった。



「…ん?」

「どうした?」

「…魔物だ。気配の大きさからして多分オークだな。」

「おし任せろ俺がやる。」


新しいスキルを実践で試す良いチャンスだ。


「お前1人でいけんの?」

「任せろって。クロ、方向は」

「右斜め前から3体武装あり一体」


相手にとって不足無し!


「見てろよお前ら!」

「おう!助けに入る準備はいつでも万端だぜ!」

「ちったぁリーダーのこと信用しろっての!」


まあ良いここはビシッとかっこよく決めてやるよ。



「取り出したるは大きな鉄塊。んでもって『創造:変性』」


すると俺の手のひらに乗せられた鉄塊がグニャリグニャリと鞭のようにしなって三匹のオークへ目指して飛んでいく。

「せーのでキュッ!」


そしてオークの首に巻きついた鉄鞭を引っ張ることで首を絞める。


「Gumoooooooooo!?」


「『変性』解除」


先程までの流動性を失った鉄の鞭はオークの首を絞めつけた状態で元の鉄の塊へと戻り首輪と化す。

そして俺は更にもう一つ鉄塊を取り出す。

「『創造:変性』」


二つ目の鉄塊を今度は先端の尖った槍もどきの様に変性し、スライムの触手の様に高速で伸ばしてオークにあたる直前に変性を解除しただの鉄杭にして遠距離からオークに突き刺す。


「Gyaaaaaaaaaaaaaa!!」


「討伐完了!」


「「「「「おー」」」」」


「死体は解体して無限収納に放り込んでおくからな。」

「了解。ところで今の何だよ。」

「新しいスキルの応用技的な?適当に鉄触手って呼んでる。」

「ダサいネーミングだな。」

「うっせ。」


そんなこんなで新しいスキルを試したりしながら割とのんびりと旅は進んでいた。

--------------------

【連鎖陣杖 リンクルーン】

【ランク】伝説級(レジェンダリー)

【品質】S

【固有技能】

魔法待機(マナプール)

祖は■■なる魔法陣(連鎖陣杖)

我は■りて魔を滅っす(■■■■■■■■)


製作者:

--------------------


--------------------

【機械■形 エクス・マキナ】

【ランク】伝説級(レジェンダリー)

【品質】S

【固有技能】

身体操作(マリオネットボディ)

祖は千変万化の神人形(機械■形)

我は意思無き糸引き(エクス・マキナ)


製作者:

--------------------

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