色々創造
38話『術法定理』にて魔法系スキルの派生先の表示の仕方を変更しました。個人的にこちらの方が見易いと思いますが以前の方が良いという方は感想欄又はメッセージでご連絡下さい。場合によっては以前の物に戻します。
《レベルが上がりました。》
2回目のクリアだとなんか味気ないな。
「少しは転移まで時間くれても良いのにねー。」
「おう、お前ら普通のボスを攻略したな。これで正式にクリアだ。ここで他の挑戦中のやつらでも見てくか?」
「いえ、俺はクタクタなんで部屋に戻ります。お前らは見たいやつは見てけば?」
「俺は良い。」
「俺は見てくわ。」
「私は戻るね。」
「見てく。」
「私も見てくー。」
と言うわけで俺とクロと松屋は各自の部屋に戻った。
「ステータス」
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【名前】ソウタ=マツヤマ
【種族】人族
【年齢】16
【職業】刃創士
【レベル】18
【魔力】 21600/21600(6000UP)
【物攻】 18000(5000UP)
【物防】 10800(3000UP)
【魔攻】 12600(3500UP)
【魔防】 9000(2500UP)
【俊敏】 14400(4000UP)
【運】 30
【称号】
《異世界の創造刀士》
【加護】
【スキル】
《職業》
『創造Lv1』『改造Lv1』『構造理解Lv2』『フルレシピLv-』
《源流》
『創造Lv-』『叡智之王Lv-』
《特殊》
『言語理解Lv-』『進化Lv7』
《上位》
『魔刀剣術Lv4』『二刀流Lv1』『舞闘術Lv2』『四元魔法Lv2』『雷魔法Lv5』『氷魔法Lv3』『万能生活魔法Lv3』『雷耐性Lv1』『解析Lv4』『四元耐性Lv1』『無限収納Lv2』
《通常》
『光魔法Lv5』『付与魔法Lv1』『光耐性Lv1』『付与耐性Lv1』『引率Lv2』『俯瞰Lv1』
【技能】
[一閃][抜刀][瞬歩][纒成装][乱刃]
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んー。特にこれといって大きな変化は無いな。
取り敢えず創造のスキル鍛えるか。
取り出したるはなんの変哲も無い鉄のインゴット(沢山)。
「『創造:鍛治』」
空中に赤黒く輝くハンマーが現れる。そしてこれで
「連打連打連打連打連打連打あぁー!!!」
本来の鍛治職人が見たらブチ切れそうなくらい手順もあったもんじゃ無い連打ゲー。
どうもこの『創造』と言うスキル流石は神様の持つ能力らしく凡ゆる生産行動を短縮ないしはスキップできるらしい。そしてこのスキップ機能が鍛治は極端に高いらしい。どうもその手の知識に関して知っているもの程簡略化できるみたいだ。鍛治技術を気まぐれで色々調べたのが原因っぽい。
逆に殆ど知識のないものは簡略出来なくてその都度それに関する知識が頭に流れ込んでくる。ただし終わる度にその知識があまり思い出せなくなるのでしっかり定着させるためには結構な回数繰り返す必要がある。つまり楽したければもっと調べるかひたすら作業を繰り返せとのこと。
そんなこんな考えてるうちに作業も大詰め、いつのまにか焼き入れ等が全て終わっており後は銘を入れれば完成だがこんな量産品に銘をつける気は無い。。何度やっても職人に喧嘩売ってる気しかしない。
「《最終整形》」
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【純製鉄剣】
【ランク】汎用級
【品質】B
鉄のみで出来た直剣、純鉄製なので重い。
製作者:ソウタ=マツヤマ
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完成品を無限収納にポイッ!
因みに無限収納はレベルが上がると内部経過時間が1/レベルになる。
さあ次だ次。
〜3時間後〜
飽きた。
というわけで別の生産やります。
アイテムボックスから丸底フラスコを沢山と薬草を沢山取り出す。全部頼んだらメイドさんが用意してくれた。
『創造:調薬』
緑と紫の入り混じった道具一式が現れた。
薬草をすり潰す→出てきた汁を小鍋に入れる(何故かすり潰し残してが消えた。)→水と一緒に煮込む(感覚でタイミングがなんとなくわかった。)→冷ますための容器に移す(一瞬で冷えた。)→フラスコに移す→完成
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【最下級ポーション】
【ランク】汎用級
【品質】D
擦り傷がや簡単な切り傷が治る程度の効果のあるポーション。凄まじくマズいので傷口にかけることを推奨する。
製作者:ソウタ=マツヤマ
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試しに舐めたら吐きそうになった。なお匂いは日本茶風味、意味がわからん。
取り敢えず沢山作った。
「ソウタさま、お食事の時間です。」
「あっはーい。この部屋のものは動かさないで下さいね。」
「承りました。あら?ソウタ様はポーションを作っているのですか?」
「えっあっはい。まだ最下級のものだけですけど。」
「でしたら余ったもので良いので騎士団に渡してくれませんか?あそこは訓練で怪我をよくするので慢性的なポーション不足なので。」
「ああそういうことですか良いですよわかりました。明日辺りに持っていきます。」
「ありがとう御座います。後ほど騎士団に連絡は通しておきますので運び先は食後にお伝えします。」
「了解です。それでは食後に。」
「はい。行ってらっしゃいませ。」
〜30分後〜
「ご馳走さまでした。」
〜更に5分後〜
「お待ちしておりましたソウタ様。」
「ああ、エレンさん。結局何処に納品すれば良いんですか?」
「第一訓練場にお願い致します。場所がわからないようでしたら地図をご用意しますがいかがなさいますか?」
「いえ、知ってるので大丈夫です。それでは明日の訓練終了後に届けますね。」
「よろしくお願い致します。」
そういうとエレンさんは何処かに別の用があるのかさっさと行ってしまった。
「おし、調薬調薬。」
〜2時間後〜
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【最下級ポーション】
【ランク】汎用級
【品質】B
出血を伴う物でも擦り傷や切り傷程度なら完治させることが出来る。苦目の緑茶の味がする。
製作者:ソウタ=マツヤマ
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大分マシなのが出来た。
「後はこの余ったDとかC品質のポーションは明日騎士団に持ってくとして、これもうちょっと活用出来ない?」
大きな器にまとめてみても効果が平均になるだけで余り意味ない。いやこれ一定品質のポーションを大量に作るのには使えるか?
簡略化して作らないかと色々やってるうちに一つ気づいた。
「これ一定以上の知識を持つ工程は省略されるけど別に省略しないようにも出来るんだな。」
今は最下級ポーションでC品質でいいなら材料を持って念じるだけで作れる。意味がわからん。
「さて安定して作れるようになってきたしそろそろあれをやるか。」
あれとは?そう数々の異世界モノやVRモノで行われてきたポーションの改良である。
まず煮込む時に使う水を魔法で作った水に変える。魔力が豊富云々のせいか品質が安定してBになった。
続いて冷ます前に料理場から貰ってきたオレンジに似たオランゲと呼ばれるオレンジと色合いぐらいしか違いの無い果物の果汁を入れる(どうみてもオレンジをローマ字読みしただけ。)。オレンジ風味の緑茶みたいになるかと思いきや味の薄いオレンジジュース(緑色)になった。うん、いろはす。ローマ字の力ってスゲー。
最後にすり鉢で混ぜる時に雷魔法で神経伝達速度を上げて付与魔法ですり潰す力と速度、それに視力をあげて細かいカスまで潰す。
水がただの水でもB品質になった。
上記三つの作業を一緒に行う。
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【最下級ポーション】
【ランク】汎用級
【品質】S
軽い火傷までなら治せる。D品質の下級ポーションと同等の効果を持つ。果実の汁が含まれており、材料の果実特有の味がする。
製作者:ソウタ=マツヤマ
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オレンジ色でオレンジの匂いがするオレンジ味のジュー…ポーションが完成した!!!
取り敢えず今日はここまでにして寝よう。気付けばもうそろそろ12時だ。
おやすみなさい。