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戦う生産職  作者: 雷炎
王城編

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34/93

創造スキル

※訂正

※1 鑑定、隠蔽、看破を複合して解析というのは違和感があったので鑑定と看破を合わせて解析とし、隠蔽が単独進化して秘匿になるというように変更しました。


※2 ソウタ達3人のステータスの数値を以前より上昇させました。それに伴い一部内容を変更しましたが、殆ど変わっていないので確認の必要はありません。


読者の皆様にはご迷惑をおかけします。

(−_−;)


お詫びとしてはなんですが今回は(いつもよりは)長めです。

3人でやる訓練は終わったので俺は部屋で『創造』スキルを育てることにした。


「そういえば特殊(ユニーク)以上のスキルって大体ルビ(これ)があるのになんで『創造』には無いんだ?」


特殊(ユニーク)以上のスキルでも不完全状態であったり成長の余地が残っているスキルにはルビの付いていないものもあります。敵を鑑定などで見た時に特殊(ユニーク)以上のスキルでルビの無い物があった場合には戦闘中に強化される可能性もあるので警戒してください。

マスターの場合は生産系スキルを全て複合したものですが、一般的では無い特殊(ユニーク)以上の生産スキルとマスターが生産系スキルと認識していないスキルは含まれないのでルビが無い物と思われます。』


成る程ね。ならとりあえずは使える生産系スキルを育てるとしよう。


「ソロモン。現在『創造』に含まれている生産系スキルを表示してくれ。」


『了解しました。現在所有しているのは以下の通りです。』


--------------------

《創造:0》

錬金術

木工

彫刻

鍛治

裁縫

調理

調薬

醸造

建築

魔工学

製紙

--------------------


「この最初の創造の後の0って言うのは?」


『ご存知の通り『創造』にはスキルレベルが存在しません。ですが同じスキルレベルを持っているからと言って全く同じ物を作ることが出来ないように人によって個人差があります。

マスターの場合は今まで一度も生産を行ったことが無いので現状『やたらスキルレベルが高いだけの素人』です。

そしてこの数値はいわば『熟練度』と言えるもので、この数値が上がればより細かな作業を行うことが出来ると考えてください。』


成る程了解した。ところでなんでここには『スキル創造』が無いんだ?


『それでしたらマスター、表示されている画面を右にスライドするイメージをして見てください。』


右にスライドするイメージ?とりあえずほいっと


--------------------

スキル創造 残り回数:0

--------------------


なんじゃこりゃ?


『『スキル創造』は他の一般的な生産スキルと違って元からレベルがありません。が、その代償として使用出来る回数に制限があります。

使用可能回数はレベルが百の倍数(・・・・・・・・)に達するか、熟練度が千の倍数(・・・・・・・・)に達する度に1増えます。

これには0も含むのでレベル0以上かつ熟練度0のマスターは2回のスキル創造を行えましたが現状2回共使ってしまったので現状『スキル創造』は行えません。』


まじかよ畜生!もうちょっと考えて使えばよかった…

つかさっきから言葉にしなくても伝わってる?


『はい、私は言わばマスターの一部ですのでマスターが言葉にせずとも伝わります。』


結構便利なのね。

それじゃあさっきメイドのエレンさんに頼んで持ってきてもらった工具と大量の木材を使って木工スキルで熟練度を上げるか。

他の生産スキルはスキルはあってもレシピがないから素人の俺には作り方がわからないしね。


「使うレシピは適当に木剣でいいか。

ソロモンやり方の説明会を頼む。」


『了解しました。それではまず用意した木材に手を置いて《作業開始(クラフトスタート)》と唱えてください。』


俺は木材に左手を起き、言われた通りに詠唱する。


「《作業開始(クラフトスタート)》」


すると手で触れていた木材に急に光が迸ったかと思うと気づけば右手には見覚えのないナイフのような物が握られており、木材表面には細かく光の線が引かれていた。


『その『作業用ナイフ』で木材表面の線に合わせて木材を切ってください。手がぶれて線からナイフがずれるとその分だけ完成品が劣化する上により魔力を消費するので気をつけてください。』


「おいちょっと待て、これ魔力を消費するなんて聞いてないぞ。」


『聞かれなかったのでお応えしませんでした。』


予め教えてくれよと思いつつも文句言っても仕方ないのでゆっくり慎重に木材を切っていく。


〜30分後〜


「はあっーーー、疲れた…。」


途中で何度も線からナイフがずれてしまい、その度にに魔力の抜け落ちていく感覚を味わいながらどうにか木材の加工を終わらせた。


『お見事です。それでは最後に《最終整形(クラフトフィニッシュ)》と唱えてください。』


「《最終整形(クラフトフィニッシュ)》」


すると今加工を終えた木材が光輝いて次の瞬間目の前には只の切られただけの木材ではなくしっかりとした木刀がそこにはあった。


「『解析』」


ピコン!


--------------------

【純正木剣】

【ランク】汎用級コモン

【品質】D

木材のみで作られた純正の木剣。加工に幾らか無駄があるため品質は低い。


製作者:ソウタ=マツヤマ

--------------------


「んーイマイチ。」


『一応補足いたしますと上から順番に名称、レア度、品質で、レア度はそれぞれ下から順に

汎用級(コモン)

上質級(レア)

特質級(ユニーク)

幻想級(ファンタズマ)

伝説級(レジェンダリー)

神話級(ミソロジー)

創世級(ジェネシス)

となり、品質は下から順に

E,D,C,B,A,S,SS,SSS,EX

となります。』


そうなるとこの木剣は価値としては下から二番目か。


「よし、今日から夜は魔力が尽きるぎりぎりまで木剣の作成をする事にしよう。」


『頑張ってください。私も出来る限りサポートさせていただきます。』

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