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戦う生産職  作者: 雷炎
王城編
18/93

模擬戦

さて、今日の訓練は昨日技能系スキルを会得したからそれを試すためにそれぞれの担当の騎士の人と模擬戦をやる事になった。


俺らのグループは俺を含めて二人しかいないので同時にやる事になった。


俺と山本が木刀を構えるとタツマさんも木刀を構えた。


「こい!」


俺と山本はそれぞれ左右から回り込んで同時に攻撃を仕掛けた。俺は袈裟斬りに、山本は左から真一文字に振り抜いた。

タツマさんは一瞬で俺たちの動きを見極めると、まず振り抜いた木刀で俺の袈裟斬りを弾き飛ばし、右足を軸に時計回りに回転して山本の木刀も弾いた。

それを見て俺も弾き飛ばされた勢いのまま右足を軸にに回転して回転斬りの用量で攻撃を仕掛けたが、これもいつの間にか元の体勢に戻っていたタツマさんの木刀に弾かれ、今度は俺ごと吹っ飛んだ。


「ふむ、二人ともスジは悪く無いな。特にソウタお前の2回目の攻撃、あれは俺の動きを模倣したものだな。あの一瞬でよく真似たものだ。だが二人ともまだまだ体に置いていかれているな。召喚によって急激な能力の上昇が起きた事で体にズレが生じているのだろう。明日からは基礎的な動きの練習と模擬戦の繰り返しだな。

そうだ、最後にお前達だけスキルありでやってみるか。」


そういう事で最後は俺たちだけスキルありでやる事になった。


「では、始め!」


「[氷刃]![雷纒]!」

「[光刃]![炎纒]!」


山本が木刀を氷の刃で覆い、更に雷を纏わせたのに対して俺は光の刃で覆い、炎を纏わりつかせた。


「ほお、既に刃系と纒系の同時発動を使えるとは素晴らしい!ではこい!」


「「[瞬歩]!」」


俺たちはさっきと同じように左右から回り込んできたが、さっきとはスピードが段違いだ。


「[一閃]!」


山本が目にも留まらぬスピードで先程とは逆に刀を右から真一文字に抜きはなった。

同時に俺は今度は一気に飛び上がり、タツマさんに真上から切りかかった。

タツマさんは木刀に紅く光る何かを纏わせて山本の攻撃と打ち合った、なにをしたのかはよくわからないが、紅く光る木刀と氷の刃を持ち、雷を纏った木刀は力強く打ち合った、タツマさんはこのまま山本を弾き飛ばして上から切りかかっている俺を迎撃するつもりのようだ。だが…


斬ッ!


「『一刀両断』!」


一度打ち合ったかに見えた両者の木刀はタツマさんの木刀が切断される事で山本の木刀が競り勝った。

そう、これこそが山本の持つ職業(ジョブ)スキル『一刀両断』。

効果は単純、斬り合ったものが素の状態で自分の武器で切断出来るものなら問答無用で切り裂くと言うもの、タツマさんが木刀に何かをしても所詮それは後付けの物なのでこのスキルの前には無意味となってしまう。よって今回タツマさんの木刀は切断されることとなった。

これにはタツマさんも目を見開いて驚いており、直後に目の前から差し迫る山本の木刀と上からくる俺の木刀を思い出したのか何かしようとしたが、既に俺たちの木刀は密着といってもいいほど近づいていた。


斬ッ!


そして俺たちの目の前に残ったのは

………何故か大きな丸太だった。


「ふっははは!いやー危なかったまさか私がスキルを使わされる事になるとはたまげたよ。」


そして俺たちの後ろから面白そうに笑うタツマさんの声が聞こえてきた。

暇つぶしに短編を書いたのでどうぞ。

拙くてすみません。

http://ncode.syosetu.com/n6003ec/

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新作です

【DRAGON SLAYERS】

不定期のんびり更新

【終焉世界英雄譚】

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