表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦う生産職  作者: 雷炎
王城編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/93

嘘はすぐバレる

俺がミヤにスキル創造の事を隠して誤魔化していると、突然クロが来た。


「おいソウタ、お前昨日魔力欠乏症で倒れたらしいな。」


「ああ、いや〜思ったより魔法で使う魔力の消費が激しくてな〜。」


スキル創造の事をうまいこと誤魔化していると…


「嘘だな。」


何故かすぐにバレた。


「な、何を根拠に言ってるんだ。」


「動揺してる時点で怪しいわ!

あと根拠だがな。

さっき訓練場で『死魔法』の実験をしてみたんだか、多くてもせいぜい100しか魔力を消費しなかった。

お前は俺と違って覚醒魔法を持ってないし、莫大な魔力を使うスキルも持ってなかった。

それにお前が部屋に戻った時間と倒れるまでの時間を計算してもスキルなり魔法なりを連射する時間も無かった。

ついでに部屋を軽く調べたが、魔法が使われた形跡も無かった。

よってお前は昨日何かをやらかして魔力欠乏症になるほど大量の魔力を消費したことになる。」


「ぐぬぬぬ…」


「やめろ、なんか三下の悪役っぽいぞ。」


「グハッ…!」


悔しがっているとなかなか心に刺さる事を言われた。


「さてさてソウタお前昨日一体何やらかした?」


「それは…」


不味い!ここでスキル創造の事をバラしたら絶対ろくなことにならない。

古今東西こう言う物は権力者に悪用されると相場が決まってる。

今はなんとか誤魔化しておかなければ…

だがしかしどうする………⁉︎


「………」


「…わかった。今は聞かないでおく。だが、いつかは話してもらうぞ。」


俺が押し黙っているとクロがそう言ってくれた。


「…わりぃ。」


「いいってことよ!」


俺が謝ると今度はミヤが答えてくれた。

こいつら偶にはいい奴だな。これからはちょっと評価を改めてやr「だが、昨日の掛けの通りお前には未来永劫タダで俺たちの武器を作ってもらうからな。」訂正やっぱりクロはクロだわ。


「なあ、そのセリフこのタイミングじゃなくてもよかったんじゃないか?」


そうたずねると


「いやだってお前あのままさりげなく掛けの事も流そうとしただろ。」


「………ちっ!」


「こいつやっぱ確信犯だわ。」


「俺たちの友情?なんてこんなもんだろ。」


「「それもそうだな。」」


「「「ハッハッハッハ!」」」


「おのー皆様すみませんがもう直ぐ朝食の時間が終わってしまいますよ。」


こくこく×2


「「「ゲッ!」」」


俺たちが高笑いしていると俺のメイドのエレンさんが忠告してくれると、二人のメイドのクレアさんとメイさんだったかな?が頷いている。


「やべっ、急ぐぞ!」


「「おう!」」


そうして俺たちの異世界生活3日目が始まった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

新作です

【DRAGON SLAYERS】

不定期のんびり更新

【終焉世界英雄譚】

Twitter始めたんで良ければどうぞ

【雷炎のTwitter】
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ