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戦う生産職  作者: 雷炎
王城編
10/93

ミヤのステータスと死属性魔法

魔法の練習が終わった後、俺たちは食堂で夕食を食べていた。


「はーやっぱうめーなー。」


俺がしみじみと思っているとクロが話しかけてきた。


「なんでも先代勇者の中に超生産特化な人がいて、世界全体に技術革命を巻き起こしたらしいぞ。」


はー、そうだったのか。ありがとう!先代勇者様!


「俺もどうせなら世界に革命を起こしたいな。」


「程々にしとけよ?」


「ん?なんで?」


「だってお前前に三人でやったVRMMORPGで生産職極めすぎて一秒毎に【エリクサー】作るとかいうあり得ないことやらかしたじゃねーか。」


「そうそう、しかもソウタはバグとかチートじゃないから運営が認めるしかないような事しちゃったしね。」


クロとの話の途中にミヤが割り込んできた。


「あれはやれる様にした運営が悪いのであって俺は悪くない!」


「「いや、悪いだろ!」」


因みにこの【エリクサー】を皮切りにソウタしか作れないが【アムリタ】や【八塩折の酒】なる物まで量産してしまい、もう運営も手をつけられない状況になってしまったのである。

運営は泣いていい。


「それはそうとお前さっきの魔法の練習でやったあの雷なんだよ。いきなり落ちてきたと思ったらその後もポンポン落としやがって、いきなり上級魔法使うは訓練場ボコボコにするはでテザール先生泣いてたぞ。」


ミヤが聞こうと思っていたことを思い出して話を進めた。


「マジかー後で謝っとかなきゃなー。」


因みにソウタはとても記憶力が悪いので部屋に戻る頃にはこの事を忘れていたりする。


「というかどうやってあんなもんポンポン落としたんだよ。」


「ん?あれか?あれは結構簡単だぞ?小学校だか中学校の頃に習った雷の仕組みをそのままやったらいけた。」


「マジで?それなら明日俺も早速試してみよっと。」




因みにミヤのステータスはこんな感じである。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【名前】ケント=ミヤマ

【種族】人族

【年齢】16

【職業】大槌使い

【レベル】1


【魔力】800/800

【物攻】1200

【物防】1000

【魔攻】600

【魔防】1000

【俊敏】200

【運】30


【称号】

《異世界の大槌使い》


【加護】


【スキル】

職業(ジョブ)

『宿身Lv1』『怪力Lv1』『無反動Lv1』


特殊(ユニーク)

『言語理解Lv-』


上位(エクストラ)

『大槌術Lv1』『雷魔法Lv1』『雷耐性Lv1』


通常(ノーマル)

『格闘術Lv1』『風魔法Lv1』『回復魔法Lv1』『結界魔法Lv1』『生活魔法Lv1』『鑑定Lv2』『隠蔽Lv1』『看破Lv1』『火耐性Lv1』『水耐性Lv1』『風耐性Lv1』『回復耐性Lv1』『結界耐性Lv1』『料理Lv2』『洗濯Lv2』


【技能】

[インパクトショック][ダブルスタンプ][トルネードショット][ヘビープレス][アーマーブレイク]

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


攻撃、防御、回復と一人三役が出来る万能型だ。


スキルで気になるのは『回復耐性』と『結界耐性』と職業(ジョブ)スキルの『宿身』だな。


『回復耐性』は『回復魔法』やポーションを連続して使い続けると効果が薄まるのを抑えてくれるらしい。

『結界耐性』も似たような感じで強力な結界の負荷に耐えられるようになり。鍛えれば国一つ覆える結界を作れるらしい。

最後の『宿身』これが一番やばい。宿身の能力はその身に精霊や幽霊など非実体系の物をその身に宿すことができ、自分の能力に宿した物の能力を上乗せした上で完全に制御出来るらしい。回復魔法と組み合わせればアンデットには無敵であろう。

因みに宿すことの出来る物の数はスキルレベル×2だそうだ。

何故大鎚使いの職業能力がこれなのかはわからないが、能力の不完全開花などによって大きく能力が変化することがあるので、それの前兆ではないかと言われている。


話を戻そう。


そんな感じでミヤと話していると、クロが恐ろしい話を始めた。


「…実は闇魔法の上手い使い方が思い浮かばないから適当にあーだこーだやってたらやばいもん手に入れちまった。」


「おい、何をした?お兄ちゃんに正直に言ってみようか?」


さっきゲームのことでいちゃもんつけられたお返しとばかりにソウタが攻める。


「実は…闇から連想できる物をやってたらこんな魔法を覚えてた。」


クロが右手をかざすと手のひらからドス黒い色の闇が溢れてきた。

それは直ぐに消えたとはいえ何か本能的に恐怖を持つものだった。


「おい、今のなんだ?」


「覚醒魔法:『死属性魔法』」


「「は?」」


俺とミヤの疑問が綺麗に被った。


--------------------

『死魔法』


原初七属性魔法の一つ。あらゆる者の生に終止符を打つ禁断の魔法。千年前に封印された邪神がよく使っていた。

--------------------


「なんつーもん手に入れてんだ!つかなんだ⁉︎原初魔法って⁉︎」


--------------------

『原初魔法』


上位魔法をも上回る究極の魔法。一つあれば一夜で国が落とせると言われている。

現在使用できる者はほとんど(・・・・)いない。

--------------------


「おい、このほとんどに当てはまらないのって…」


「十中八九クロだな。」


「「はぁ〜」」


「おい、なんだそのため息は。」


「もうこの三人で普通なのは俺だけなのか。」


俺がそう言うと口々に反論が来た。


「いや、それはない。」


「地球にいた時点で普通という道を踏み外してるお前は絶対なんかやる。賭けてもいい!」


「じゃあやるか!今日から3日以内に俺が何かやらかしたらこの先俺が作る武器は全部タダにしてやるよ!その代わりやらかさなかったら倍の値段払えよ!」


「「その賭け乗った!」」


そんなこんなで俺たちは夕食を終えて部屋に戻った。

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