異世界召喚
暇つぶしに書いた作品です。
不定期更新の上、あちこちいたらない点も多いと思いますが生暖かく見守ってくれると幸いです。
俺、松山相太はついこの間まで普通の高校生をやっていた。
何故過去形なのかと言うと今俺は異世界で勇者をやっているからだ。
何を言っているのかわからないと、思うから最初から説明していこう。
あれはつい先日のことだ。
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金曜日の放課後、ついに地獄のテスト週間から抜け出した教室は笑顔に包まれていた。
俺は親友の黒沼隆(通称クロ)と見山健斗(通称ミヤ)と、この後の予定を話していた。
クロはラノベ好きで、同じラノベ好きの俺とも話がよく会う。もう一人のミヤは、いつもモン○トとかパズ○ラをクラスの他の奴らとやっていて特に変わった奴ではない。
だが話している分には楽しい奴だ。
この三人の出会いのきっかけは俺を除いた二人は同じ中学出身で俺との接点は部活からだった。
俺達はいわゆるコンピューター部でゲームを作ったり遊んだりしていた。
俺が、この後「どうする?」と聞くと、クロは「帰って寝る」と答えた。
この意見には俺も賛成だか、ミヤが「どっかで遊ぼうぜ」と言う。
が、今時の男子高校生の遊びといえばほぼスマホである。
結局何も決まらずそのまま帰ることになった頃、担任の豊岡先生が、教室に入ってきた。
豊岡先生は今年で32歳の先生で、いつも無駄にテンションが高い。先生が教卓に付き、帰りのホームルームが始まろうと言う時に、教室の地面がいきなり輝き出して見たことのない模様を描いた。
「なんだ⁉︎」
誰かが叫んだ。
それはいわゆる魔法陣と言うもので、それが何か分かった俺は咄嗟に大声で叫んだ。
「みんな気をつけろ! 異世界に召喚されるぞ!!!」
そして俺達は光に包まれて後には誰もいない教室だけが残された。