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妖精と魔物の成り上がり  作者: さっくん
2/45

2.ゴブリンになって初戦闘らしい

はいみなさんどうもアカツキです。

現在進行形で追いかけられてます。

はい。

前回「やってやる!!」とか言ってましたがアホですね。自分の非力差が分かりました。

はい。


「説明してる場合じゃねえ!!」

「このままだとマジ死ぬ!ヤバイヤバイヤバイや・・・」


大地が揺れるほどの勢いで追ってくるソレは前回登場した5m級の化物です。

剣と魔法のファンタジーやばいっす。ヘルプミー!!

そのとき奇跡が起きた!!

...起きませんよね-


「そんなコントみたいな馬鹿してる暇ねえ!!」

「この卵地味に重いし‥・!」


(あんた!いま重いとか言ったわね!!仮にも妖精ですよ!!あんたよりは軽いですー」

俺の頭に直接語りかける何かと追いかけてくるソレのせいで身体も頭もボドボドだぁ・・・

俺は必死に隠れ場所を探し走り回った。


「がおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


ついにソレは怒った。

身体が真っ赤になっていく。さすがファンタジー何でもありだな!すげえぜ!

関心している場合じゃねええ!!


「落ち着ける場所がみつからねえ...」

(左!!左の洞窟に入って!!)


おれはとっさに言われたことに従い洞窟に入った。

ドスンドスンと聞こえるがしばらくすると諦めたのかどうなのかわからないがいなくなっていた。


「ふう・・・。なんとか生き延びられた・・・」

(危なかったわね!危うく死ぬところだったじゃない!)

「そうだなーやばかった...でも結構楽しかったぜ」

「ってさっきからきになってたんだけどさ」

(何よ)

「だれ?」


まあなんとなくわかってはいるが。


(妖精よ!あなたが今持っている卵の中身!!)


すこし卵が揺れた。中で妖精が暴れているらしい


「待て今すぐ出すから」

(まってあとレベルが6上がらないと孵化しないわ)


おお!!やっぱレベルあったのか!さすが!

自分のステータスとか見れないかな?


「いまレベルいくつ??」

(lv4よ!悪い?)


ただ聞いただけなのにすぐ怒るなーこいつは・・・


「そうだ!名前聞いてなかったな」

(ないわよ。生まれたばっかなのだから)


確かにそうだ。てか妖精って卵から生まれるもんなのか?


「そうか。じゃあおれが名前をつけようではないか。そうだな...神秘的、神聖を示す言葉にマナってのがある。それにしよう!」


おれのネーミングセンスは皆無だ。そこらへんから適当に理由をつけて「マナ」にした。

さすがに嫌だとおもうだろうなー。


(ふ、ふん。いいんじゃない?)


ちょっと嬉しそうな口調でマナは言った。

その行動に俺も嬉しかった。


「そうだ!俺の名前言ってなかったな。俺はアカツキだ。よろしくな!!」


「喉乾いたなーおなかもすいたし」


洞窟のおくには水があった。

飲もうとしたその時、おれは漠然となった。


「は?だれこれ?あきらかにゴブリンだよね??人間の敵だよね?魔物ダヨネ・・・」


おれが憧れていたヒーローになれるかもとおもって転生して、必死に化物から逃げて、最高の人生を掴みとろうとしただけなのに・・・なぜ・・・なぜ・・・現実は俺を否定し続けるんだよ・・


「なんでだよおおおおおおおおおお!!あああああああああああああああ!!」

「おれは...おれは...ただ人生を楽しみたいだけなのに...」


なぜゴブリンなのか。

なぜあの神はゴブリンを選んだのか。

おれにはわからなかった。

ただただそこには俺の声が響くだけだった・・・。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ん・・・ここは・・・」


気絶していたらしい。妖精の卵はある。夢ではない。


「おれはゴブリンとして生きていくしかないのか...」

「いや!おれはどんな苦労にも耐えて最強になってやる!」


ヒーロー=最強だゴブリンだろうがなんだろうが最強になってやる!


(大丈夫?アカツキさっき絶叫あげて倒れたけど)


今考えると恥ずかしい。はたから見ると水をみて発狂しているのだから。


「ああなんともない。大丈夫だ」

(ならいいけど。それよりさっきの絶叫でなんか集まってるけど)

「...イモムシ!!??」


イモムシそうイモムシだ。しかしここはファンタジー普通ではない。

50cmもある体型に色も青い。


(これは・・ブルーイッモね...)

「なんだそのネーミングはセンスな!」


人のこといえませんけど...


「それよりこいつら倒さないと進めねえぞ。」

(やるしかないわね。)

「マナは見てるだけですけどね」


1対3という不利な状況だがおれは仮にも魔物だ。

さすがにイモムシにはまけないだろう。


「ピシャ-ピシャ-」


なんだ?威嚇のつもりか?ん?ん?


「「「「「「「「ぴしゃー」」」」」」」」


10匹になりました。

正確には仲間を呼びました。やるしかない!


ブルーイッモの隊列はこうだ


・  ・  ・ 前列

・ ・ ・ ・ 中列

 ・ ・ ・  後列


「ならば先手必勝!」


おれは自分の手を前列の1匹にあてそのままなぐりつつけた


「ドス!オラァ!グギ!!これでどうだ!」


ブチュッ


嫌な音がなりそのままイモムシは動かなくなった。


「なんだ結構弱いじゃないか...心配して損だったぜ」


俺は残り9匹もそうして殺した


グギ!バキッ!グチャッ  ブチュッ

何度も何度も繰り返した。

ブルーイッモの酸攻撃を受けても受けても殴り続けた。

プシュー ジュワー

肉体が溶けても殴り続けた。


「オラオラオラオラオラァ!!」


気づいたら10匹の死体が転がっていた。


「はあはあはあ」


レベルアップしました 現在lv2

レベルアップしました 現在lv3

レベルアップしました 現在lv4

レベルアップしました 現在lv5

スキルを獲得しました 「体格lv1」

スキルを獲得しました 「筋力lv1」

ステータスの閲覧が可能になりました。

レベルアップしました 現在lv6

      ︙

      ︙

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


目が覚めると見知らぬ部屋にいた、わけでもなくさっきのところにぽつんと居た。


「卵は無事。よかったぁ...さっきの痛みもないしレベルアップしたとかでたし」

(何が起こったの?アカツキいる?)

「いるよ。なんとか10匹のブルーイッモ倒せたよ。」

(私レベル上がっているから変だと思ったらよく倒せたね‥あんな数)

「おれもレベルアップしてるらしい。」


ステータスの閲覧が可能になったから見てみるか。



 名前;アカツキ

 種族:ゴブリン

 Lv:10/10

 HP:32/32

 MP:1/1

 攻撃力:13(+5)

 防御力:9(+5)

 魔力:1

 素早さ:7

 スキル

「暗視LV1」

「体格lv1」

「筋力lv1」

「経験値UP率増加lv1」

称号

「転生者」 「不運者」 「自我魔物」 「ユニークモンスター」

 スキルポイント:16


進化可能です。進化しますか?  YES/NO


経験値UP率増加?不運者?自我魔物?疑問はたくさんあるけどそれよりも...

進化ができる!!


「進化できる!どうする・・・」


俺の本能が言っているした方がいいと。


進化しますか?  YES/NO    YESで!!

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