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魔導師様の護衛(世話係?)  作者: 仰上 彩輝
【魔導師の秘密】
5/19

藍の宮

毎度のことながら文才がなくて申し訳ありません…読みづらいわかりにくい作者の趣味が出過ぎの三重苦ではございますが暇つぶしになれば幸いです

 騎士団と魔法師たちがいる区域は、王宮を挟んで逆側にある。寮があるのも同じ区域だ(外に家を持つ者はそこから通っている)。

 王宮の真ん中にある玉座から見て、右が騎士団の敷地、左が魔法師の敷地となっていて、普段生活する分には顔を合わせなくて良いようになっている。無駄な争いは避けるためらしい。懸命だと思う。


 その王宮は、全部で五つの宮があり、それぞれ用途が違う。


 壱の宮『紫の宮』

 だだっ広い謁見の間には玉座があり、他国からの使節団等が王に謁見する際に使われる。また、王が貴族と平民の言葉を偏りなく聴き入れるため、月に一度行われる《民臣評議会》の会場も兼ねている。


 弐の宮『朱の宮』

 直系王族の住居になっており、現在は王、王妃と二人の王子、そして現王弟の五人の王族が暮らしている。しかし、王弟は地方視察中のため不在。分家の王族はここで暮らすことはない。


 参の宮『藍の宮』

『ガレド』の姓を持つものが住む住居。現在、ガレドの姓を持つのは魔導師リーデウルのみ。


 肆の宮『黄の宮』

 主に夜会や舞踏会等、華やかな催し物を開くときに使用される大ホールがある。重要人物が国に訪れた際の客間もここにある。


 伍の宮『翠の宮』

 神聖な儀式をするための場所。戴冠式や、王族の成人の儀、結婚の儀などはここで行われる。


 ざっくりこんな感じでわかれている。そして、今回俺が向かっているのは参の宮『藍の宮』な訳なのだが。

 件の『藍の宮』に着いたはいいが、人がいない。普通なら、使用人の一人もいるはずだ。

 もしかしたら、既に護衛の出番という可能性もある。万一に等しいが。

 ……勝手に入るのが少しはばかられるが、このままこうして立っていても仕方がない。


「邪魔するぞ」


 勝手に入っていき、一応周囲を警戒しながら見渡す。玄関ホールにはやはり誰もいない。

 誰もいない事を視認し、獣人特有の聴覚や嗅覚にもなにも異常は見つからなかった。人がいないこと以外は。


(しかし、下手な貴族の屋敷より趣味がいいな。ゴテゴテ飾りつけて、自分の富をこれでもかと主張しているだけのセンスのない奴らと違って、置かれているものはシンプルだが、所々に施されている意匠が素晴らしい)


 流石は王宮、と言ったところか。

 と、感嘆したのもつかの間──


「そこで何をしている」

「っ!?」


 突然、背後から声をかけられた。

 跳躍し、距離をとり相手に向き直る。もちろん、腰の剣に手をかけて。

 しかし、そこには何もない。誰もいない。


(誰だ? 気配は感じなかった。少なくとも足音はしなかったはずだ。だが声はした)


「何をしていると、聞いている」


 男とも、女とも取れない声だ。

 得体の知れない声に警戒しながら答える。


「俺は今日から魔導師の護衛になる、ロギル・ガルム・アーシェイドだ」

「……話は聞いている。向かって右の階段を登ってすぐの部屋にいる」


 来い、とだけ告げて、リーデウルのものと思われる声は途絶えた。


「……声だけを届ける魔道具か何かか?」


 警戒をとき、ため息を吐く。なんだって護衛対象に脅かされなければならないのか。


「魔導師ってのはずいぶん偉そうだな」


 正直、ああいった話し方をする奴と仲良くなれた試しがない。主に口だけ貴族とか、実力の伴わない貴族上がりの騎士とか、魔法師だが。

 護衛対象と仲が悪いと、任務に支障が出るかもしれない。


( まったく、面倒な仕事を振られたな)


 とにかく、指示された部屋に向かうことにした。



















王宮/上のほうで説明したとおり。この王宮を囲うように、騎士や魔法師の居住区域、騎士団の訓練所や魔法を研究する魔法院があり、さらに外側には城壁がある。その周りに街が形成され、その外側が王都を囲う外壁となる。なんだかややこしい。


騎士団/主に王宮の門番や警備、街の治安の維持向上、王都に入る際の門番の仕事、そして有事の際には国を守り相手を討ち取ることを目的として活動している。

第一〜第七部隊まである。団長、副団長、ロギルの上位三名は部隊には入っていない。ロギルはすぐには動けない団長の代わりに動ける手足として使われている。

ちなみに四番目に偉いのは各部隊隊長。


魔法師/主に魔法の研究をしている。

新しい魔法の開発、文献にしか残されていない古代魔法の研究、魔道具や魔法薬の研究・作成、重傷の治癒など様々な仕事がある。有事の際には敵を殲滅したり、味方を援護したり、結界を張ったりする。

部署は専門別に分かれていて、着ているローブの色で判別する(詳しくは物語中で順次明らかになる。……はず)。

魔導師は最も優秀な魔法師に与えられる位。

魔法師長より位は上である。

魔法師を束ねるのが魔法師長。それとは別で、割となんでも自由にしていいのが魔導師。

一応声だけの登場ですがなんとか魔導師出てきました…!

よかった……

しかし、書いといてなんですが今回完全に説明回な気がします。内容薄くて申し訳ないです。


そして、一応書いておきますがボーイズラブではないのです。ロギルがどう思っているかは別として。


あと、そう言えば細かい設定だしてないな、でも出さないとわかんない部分でてきそうだけどそれを盛り込む文才がない……ということで最後の所の説明乗っけちゃいました。(おい


1月11日誤字訂正しました


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