15話 アランの日記2
あけましておめでとうございます!
最近は仕事の関係で投稿が出来ませんでした。
ですが、完結までは行くつもりなので見捨てないでくだしゃい。
それでは、今年も宜しくです。
狩りの方は順調だった。
森に入ったらすぐにバレットラビットを見つけ、倒しているうちにちがうバレットラビットが来たのだ。
バレットラビットは突進しかして来ないので対処は簡単だった。
僕の方にも余裕があってお父さん達は後の方で見ているだけだ。
「ふむ、まぁ合格だな。まだ注意するところが色々とあるがな。」
「まぁアランは才能はあると思うし、これから色々と冒険者としての知識を身に付ければすぐに俺と同じDクラスになるだろ。」
「ハッハッハッ、デニスがのんびりしてると追い越されるな。」
お父さんとデニス兄ちゃんが後の方何かを話しているうちに最後のバレットラビットを倒し終わる。
「よし、そろそろもう少し奥に行くか。アラン調子の方はどうだ?」
「うん、大丈夫だよ。まだまだ余裕があるし」
「よし、なら行くか。」
そうして僕達は森の奥へと向かって行った。
僕が気付いたのは1番最後だった、お父さんとお母さんが初めの異変に気付き警戒する。
お母さんとデニス兄ちゃんがそれを見てすぐに動けるように身構えた。
「・・・?、みんなどう…」
そして、僕は最後にみんなの異変に気付きその後の行動が遅れた。
「ガァア!!」
鳴き声が聞こえたと思ったら背中に強い衝撃が走った。
「うあぁ!!?」
「アラン!」
衝撃のせいでうつ伏せで倒れてしまった。
さらに、そこに重さが伝わってきて僕を押さえ付ける。
「うぅ、いったい何が起きたんだ?」
僕は背中を押さえつけている物を見るために後ろを見る。
初めに見た物は歯だった。
大きな獣の鋭い歯だ、この魔層の森の出口に牙を持っている魔物は1種類しかいない。
バレットラビット、アルミラージ、ロングホーン・・・など草や木の実などを食べている魔物が多いが1種類だけウルフと言う魔物が居る。
大きく開けた口がゆっくりと迫って来る様に感じる。
「アラン動くんじゃねぇ!!」 ブンッ!
「ギャン!?」
お父さんの声が聞こえたら背中の重みが消えた。
「大丈夫か!?」
「うん、大丈夫だよ。」
「たく、街の外では警戒を解くなと言ってたろうが!」
「ごめんなさい。」
「まぁそれよりも、こいつらをどうするかだな。」
お父さんに言われて周りを観るとウルフの群れに囲まれていた。
10匹や20匹より多い。
「ちぃ、50匹は居るな。」
「かなりヤバイな。」
デニス兄ちゃんとお父さんが話しながら現状を確認している。
だけど僕にもこの数は不味いと思う、ウルフはランク的にはFだが群れになるとEからDクラスになり、この群れは明らかにDだ。
「ワオォォォォウ!!!」
群れの中の大きいな個体が遠吠えを響き渡らせる。
それを合図にウルフ達が一斉に襲いかかってきた。
「カルバン、少しの間足止めをお願い出来るかしら?」
「魔法だな。わかったよ、デニスとアランは俺と一緒にこいつ等の相手をするぞ!」
「確かにこの数は分が悪いもんな、まぁ時間稼ぎは何とかするか。」
ウルフもそうだけど、魔遭の森の魔物は魔法の攻撃に弱い。
だけど魔法を発動する為には詠唱を唱えなければならなくその間は無防備になってしまうのでその間は他の仲間に守ってもらうとかの対策を練らないといけない、中には回避しながら詠唱をしてしまう人もいる。
ほんとにひと握りだけどね。
取り敢えずはお母さんの詠唱の時間の為にウルフの数を減らさないと。
「デニスは俺と一緒に前に出るぞ!アランはカーラの事を守ってやってくれ!」
「了解」
「了解」
お父さんとデニス兄ちゃんが前に出てウルフ達を牽制する。
「■■■▲▼■■▲▼………」
お母さんが詠唱を始めた。
高威力の魔法は高威力な程詠唱が長い、今の唱えている呪文はお母さんの1番威力が高い魔法だと思うので詠唱が長いだろう。
お父さんとデニス兄ちゃんの方は数が多いせいでなかなか切り込めないでいる。
しかし、お父さんはもう10匹くらいは倒しているし、 デニス兄ちゃんも何匹か倒している。
「ガァア!」
「ちぃ、数が多過ぎる!」
「デニス喋ってると下噛むぞ!」
お父さんも結構喋ってると思う。
「■▲▼■■▼▲●……」
あっ、お母さんの詠唱が終わりそうだ。
「お父さん、デニス兄ちゃん!お母さんの詠唱が終わるから少し離れて!」
「了解!」
お父さんとデニス兄ちゃんが前線から戻って来る。
そして完全に後ろに下がったのを見てお母さんが魔法を完成させた。
「『炎嵐』」
ゴォォゥ!!
魔法を完成させた瞬間に目の前に炎の竜巻が出現してウルフ達を飲み込んでいく、半分は行ったかな?
炎嵐が終わりウルフ達は数を半分に減らしていた。
「凄い、あんなにいたのに半分になっちゃた。」
「ええ、たけどMPが殆どなくなっちゃったわ。」
「ほら、今の間のうちに逃げるぞ。」
「わかったわ、行きましょう。」
残りのウルフはさっきの魔法を見たせいで少し遠くに居る、多分警戒しているんだろう。
ウルフを警戒しながら撤退する。
警戒しながら撤退しているとウルフの姿が見えなくなった。
「そろそろ大丈夫かな?」
「さぁな、これで終わりなら良いんだけどな。」
デニス兄ちゃんと喋ってるとなんか背中が軽くなっている事に気がつく。
「あぁ!リュックが!」
僕の持っているリュックに穴が空いて中身が無くなっていた。
「さっきのウルフにのしかかれた時のだな。中身はあるか?」
「ダメだ全部無くなってるか壊れちゃてるよ。」
「仕方が無いな、今日はこれくらいにして帰るぞ。」
「うん。」
その時にさっき進んできた茂みの中にポーションの容器が落ちている。
良かった。まだ中には入ってるみたい。
僕は茂みに近づいてポーションの容器に手をのばす。
「ガァア!」
「うあぁ!?」
ウルフがいきなりでてきて僕の手に噛みつこうとして来たが、とっさに引いたので噛まれる事はなかった。
僕は急いで皆の方に下がるがウルフに先に僕に噛み付いて来た。
「アラン!」
「えっ、お母さん!?」
「ガゥゥ!」
「うう!」
ウルフがお母さんの腹に噛みつく。
「お母さん!」
剣を振ってウルフを切り裂く。
ウルフは簡単に死んでしまうがお母さんの腹が真っ赤に染まる。
「おい!大丈夫か!」
「ええ、大丈夫。少し噛まれただけよ。」
どう見ても軽い怪我じゃない。
死んだウルフの後からぞろぞろとウルフ達が出て来る。
「母さん早く後ろに行って!」
「ちぃ!数が多すぎる!」
デニス兄ちゃんがお母さんと僕の前に出てウルフ達を牽制する。
お父さん?っと視線を移すと5〜6匹に囲まれている。
「くそっ!なんでこんなことに!?」
「うるせい!ごちゃごちゃ言ってないでちゃんと戦え!」
「わかってるよ。アランは大丈夫か?」
「うん、大丈夫だよ。」
お父さんがこちらの方を気にしているが、数が多過ぎてこちらに来れないでいる。
「っ!!アラン危ねぇ!!」
「えっ?うわぁ!」
襲いかかってきたウルフに僕を庇ったデニス兄ちゃんが腕を噛まれてしまう。
「デニス!大丈夫か!?」
「くそ!腕が!」
ウルフを引き離して直ぐにもう片方の腕で剣を構える。
どうしよう。お母さんは大怪我して動けない、デニス兄ちゃんは片手が怪我してるし・・・どうしよう。
その時だ。何か僕達の前で何か透明な壁みたいな物が出来た。
えっ?何これ?
「なんだ!?」
「これは・・・結界魔法?そんな誰が?」
お父さんとお母さんが話している。
僕は話を聞かずにある一点を見て固まってしまった。
白い毛に少し金色の毛が混ざっている。魔物なんだろうが僕はとてもその不思議な魔物に惹かれていた。
「・・・きれい。」
そう呟いてしまった。
そして、結界の外が炎で燃え上がる。
僕達はこれからどうなってしまうのか。
その答えはまだ分からない。




