12話 人助け3
<獣族 野狐F- LV9
名前 なし
HP 70/70 +10
MP 140/140 +20
攻撃力 65 +10
防御力 55 +10
魔法攻撃力 110 +20
魔法防御力 105 +20
素早さ 110 +20
ユニークスキル [サポート]
スキル 火魔法LV6 結界魔法LV4 火纏いLV1 突進LV3 回避LV1 固い爪LV2 固い牙LV3
耐性 恐怖耐性LV2 苦痛耐性LV3 毒耐性LV2 火耐性LV1
称号 【転生者】 >
フレイムベアーの魔石を吸収した後のステータスなんだけど、これなら初めに会ったベートとも勝てないまでもいい勝負が出来そう。
・・・しないけどね。
「魔物さん?」
おっと、アランくんの事忘れてたよ。
アランの方を見たら手にはライラ草が山ほどあった。
「そのフレイムベアーって死んでるの?」
恐る恐るとアランが私の方に近寄って来る。
私はアランが見える様に避け、フレイムベアーの死体を見せる。
「凄い、Dクラスのの魔物を倒せるなんて魔物さんはDクラス以上って事だよね。」
F-です。
まぁ間違うのも仕方が無いよね。
だって私って多分だと思うけど、規格外だと思うしね。
「じゃあ、急いで戻ろう。」
「コン。(了解。)」
そして、拠点にしている巣穴に行こうとした時にフレイムベアーの死骸を見る。
このフレイムベアーって食べれるのかな?
<食べることが出来ます。味の方はタダの熊肉です。>
前の世界では熊肉は食べた時あるな。
私の食べた時は臭みがなかったし、普通に美味しかったんだけど、調理が下手だと美味しくなくなるらしい。
私は料理は出来るけど、一般的な物だし今の私は狐何だよね。
だけどまぁ食料にはなるよね。
一様持って行こう。
私はフレイムベアーを咥える・・・ふぬ~!!動かせるけどかなり大変だよ。
ん~、なんかいい方法ないかな?
<結界魔法を使い、荷車のように動かしてはどうでしょう。結界魔法で作った結界はある程度自分の意志で動かせるはずですので。>
サポートさん流石です。困っている時にいつも教えてくれる。
え~っとまずは、熊と同じくらいの結界を作り地面に敷く、そこに少しずつ熊を乗せて結界を少し浮かして完成だ。
あっ凄い楽チン、さすがサポートさん。
「魔物さんそれ持って行くの?」
「コン(ご飯だよ。)」
そうして、私とアランは薬草と食料(熊肉)を持って巣穴に戻って行った。
拠点の巣穴に着くとカーラが死んでいた・・・なんて事はなく、少しHPが減っているだけで無事だった。
「みんなお待たせ。」
結界を解き中に入ると、ケガをしているカーラとデニスは横になっている。
カルバンは座っているが、すぐに戦闘できるように剣をすぐ脇に置いている。
アランが中に入ると、カルバンが気づいた。
「アラン無事だったか!」
「うん、何ともないよ。」
次にアランの腕の中のライラ草を見て
「これ全部ライラ草か?」
「そうだよ。一杯あったんだよ。」
「これだけありゃ十分だよくやったぞ。」
アランが取ってきた量に驚いたもののこれで2人が助かると思い笑顔になる。
「・・・ん?、あの魔物は?」
「ああ、それならこの巣穴の上にある、カンナの実を取ってるんだよ。」
「ほお、カンナの実もあるのか。それなら簡単なポーションが作れるな。」
そんな言葉を聞きながら私はカンナの実を取り終えて巣穴の中に入る。
なるほど、ライラ草って薬草なのはサポートさんに聞いていたけど、カンナの実と合わせるとポーションになるんだ。
あれ?じゃあ魔石っていらなくない?
<ライラ草とカンナの実でポーションができますが、調合するさいに魔石を加えるとハイポーションになり回復量が大幅に上がります。>
なるほど、サポートさんはハイポーションを作りたかったのか。
「おお、お前も大丈夫だったか。アランを見ててくれて助かったよ。」
「コン。(気にしないで。)」
今取ってきたカンナの実を床に置く。
「おぉ、このカンナの実は使っていいのか?」
「コン。(いいよ。)」
「ありがとよ。」
そう言って調合用の道具を出し始める。
さて、調合が始まる前に狼の魔石を取らなきゃね。
狼の死骸の所まで行き、爪と牙で狼を解体していく。
いや~、私も慣れたもんだね。
初めの頃は解体どころか殺すのも躊躇してたのに。
・・・・・・えっ?全然そんな事なかったって?
そんな事ないって、私って数日前までは女子高生だよ?それで何ともなかったら私がおかしいみたいじゃん。
あっ、魔石みっけ。
私は、魔石を咥えてカルバンの所まで持っていく。
「コン(魔石どーぞ。)」
「これは魔石じゃねーか!これをくれるのか?」
私が頷くと再度お礼を言ってハイポーションを作り始めた。
作り始めて30分くらいたってハイポーションができた。
カルバンはすぐにカーラとデニスの傷に振りかけていく。
<名前 カーラ
HP 65/86 >
<名前 デニス
HP 87/96 >
おぉ、ハイポーションってこんなに回復するんだね。
カーラの方はまだ傷口は塞がってないがデニスの方はもう治りかけだ。
どちらも大きく回復してから少しずつ回復しているし、明日の朝には全快しているだろう。
「よし、これで一安心だな。」
「良かった~。」
カルバンとアランはホッ息を吐いた。その時・・・
ぐぅぅ~。
とカルバンの腹の虫が鳴り響く。
「はっはっは、安心したら腹が減っちまった。」
「お父さん・・・。」
「そうと決まれば飯探してくるか。」
あっ、フレイムベアーの事忘れてた。
「コン~。(ちょっと来て~。)」
「なんだ?そっちになんかあるのか?」
「ははっ、見たら驚くよ。」
カルバンの服を咥えてフレイムベアーの所まで連れていく。
「こりゃフレイムベアーか?」
「魔物さんが倒したんだよ。」
「だよな、アランじゃ逆立ちしても勝てねぇしな。」
カルバンは私の方を見て何か考えている。
「まぁ後でいいか、それより飯にしよう。アラン手伝ってくれ。」
「うん。」
カルバンとアランがフレイムベアーを解体していった。
その後はフレイムベアーの熊肉を食べて明日に備えてすぐに眠った。
追伸
フレイムベアーは結構おいしかったです。




