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記憶の海原の中で  作者: 月追恭介
2/2

孤独捜査

やっと書き終えた、、、


すでにスタミナがゼロに近い。

いやいや継続力継続力。



誤字脱字を見つけたお方へ

申し訳ありませんが連絡願います。

人は生きている内にどれだけの物事を記憶出来るのだろうか。


ついさっきやろうとしたことをすぐに忘れてしまう。誰もが体験したことのあることだと思う。


これに関しては、そのやろうとした事よりも自分にとって興味を引く何かがあったからだろう。


誰かが言っていた、"辛い時は永遠に続くが、幸せは一瞬で過ぎてしまう"。そう、あの有名な・・・あれ、逆だったかな?


とりあえず、楽しい時は直ぐに終わるが、悲しい時は時間を鈍らせる。

そして、記憶として直ぐに消える。


その例として、こんなことがある。


数学の授業は好きだから時間が早く感じるけど国語は・・・とか。


昔誰々にあんなことをされた、とても嫌だったから覚えている。でも、相手はそんなことがあったなんて覚えていない。とか。


記憶は個人の都合で、簡単に改竄される。

今自分が持ち合わせている記憶。それは本当にあった事なのだろうか。


それ以前に自分という存在さえも、疑う対象に値するだろう。



「人間って不自由だなぁ―――」



人が行き交う夜の大通りを、路地裏から眺めて呟く。


目的を忘れ、ただほんやりしていたが男の顔が目に留まり直ぐにその目的を思い出す。


左手首に着けた高級時計を見て時刻を確認する。


「時刻は、九時四十五分。上條 義一(かみじょう よしかず)、四十一歳、男。容疑、連続殺人。これより行動を開始する。」


それだけ呟き、男を追う。


全身を、黒いロングコートで包み。黒いニット帽、濃い紅色のズボンをはいた男。


つけていることはまだ気付かれていないようだ。


それを確認してポケットから携帯を取りだし、ある人物の名前を表示する。


"木崎 孝(きさき こう)"


そのまま電話を掛ける。

するとこちらが直ぐに、電話が来ると知っていたかのように通話状態になる。


「もしもし、凪?」


若い女の声が、通話先から流れる。



「情報通り標的を見つけた。今から計画を開始する。」

「了解」


それだけ話して会話を終了させると、俺は足を速めた。


人混みの中を掻き分けて歩くのはなれている。


何百という人が行き交う夜の街を歩く。これまでに何度も繰り返したことだ。今回も同じことをするだけ・・・・・。


息を調え、さらに速度をあげる。


きっと目立っているだろう。ストーキングしているのに見付かってしまうかもしれない。


いや、それが目当てだ。


すると案の定、目標の男がこちらを一目する。


目が合う。


ニヤリ、、、


男の顔がひきつり始める。

何て言ったって、この人混みの中を脇目も振らずに直進してくるのだ。目的ご自分だと思わない方がおかしい。


犯罪者が自分の悪事を誰かに察された時にとる行動。それは、秘密厳守のために始末するか、全力で逃げるかだ。


男は途端に人を掻き分けて走り出す。

もちろん俺はそれを追う。


気分は某・鬼ごっこ系番組のハンターとやらだ。


なんとも言えない気持ち。追う者は追われる者を、一方的に攻められる。例え追われる者の方が体が大きくても、地位が上でも、そんなことは関係がない。


すると、真っ直ぐに走っていた男は突然曲り、消えた。路地に入ったのだ。


「逃げられねぇよ・・・」


たとえ路地に逃げ込んだってすでにこの街の地図を頭に入れている俺からは逃げられない。


男が逃げ込んだ路地に続いて俺も入る。

そこは、L字の通りだ。少し見失ったって、行き先は知れている。


問題はそこからだ。

次に来るT字に別れた道。


左へ曲がればまた大通りへ出る。そうすれば人混みで身を隠すことも出来るだろう。

だが、確実に不審に思われる。


右へ曲がればまたL字、そしてT字となり、今と変わらない状況になる。


俺はそれを逆手にとる。


二つしかない選択肢。


確率的には五分五分。見失ったっておかしくない。

だが俺は見失わない。人混みに紛れたってな。


T字には誰もいない。

俺は迷わず大通りを選んだ。


もちろんそこには大量の人。

少し立ち止まり、辺りを見回し、即座に判断し、次の路地へ入り込む。


「大通りには出ていないか・・・」


ということは追い詰めた。

確信した。


だってそこは"行き止まり"だからな。












僕も忙しい夏を過ごしておりまして、次の話も早めに終わらせたいですがどうなることやら。


気が向いたら次も読んでやってください。

そしてよかったらお気に入りn...

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