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子守唄
僕たちの世界にもあるかもしれませんね。
宜しくお願いします。
「よいこだ よいこだ ねんねんころり」
お母さん と 風車
くるくる くるり
ぴゅるり ぴゅるり 風に吹かれて
まわれよ まわれ
「よいこだ よいこだ ねんねしな」
遠くに見えるのは 小さな 村の門
近くに見えるのは 大きな 案山子
「よいこだ よいこだ ねんねしな」
風ぐる
くるくる くるり
ぴたりと風がなきやんだ
とまれよ とまれ
夕暮れの中に 尾を生やした 親子たち
耳をぴくりとたてながら 影をのばした親子らは
するりと田の中へ
「よいこだ よいこだ ねんねんころり」
尻尾をゆらゆらさせながら
消えてゆく
ねんねんころり
昔、世のおかんたちが、眠れない僕たちに対して、唄ってくれたのでは。
皆様方は、どうでしたか？
