幸せな親子三人。
親子愛をベースに書かせて頂きました。
脱字・誤字ありましたら、お伝え頂きますと幸いです。
因みに、親子愛と言えど、それは人それぞれと想いながら詩を読んで、感じて頂けますと幸いです。
世の中は、何処へやら行っても逝っても人においても百鬼夜行なのです。
感想などありましたら、お待ちしております。
母様が 僕の表情を 垣間見ながら
優しく 笑みを浮かべまして
「さぁ、おいで」「さぁ、おいで」
手招きしてくるのです
父様は 僕の表情など 垣間見ずとも
「さぁ、おいで」「さぁ、おいで」
ゆっくり 手を僕に差し出してくるのです
夕焼け空 お帰りの時間ですよ
夕焼け小焼け 三人の影をのばして
仲良しこよし 手を繋いで 歩いてゆく
母様が 僕の表情を 垣間見ながら
優しく 手招き 頭からずるり 縦にのばしながら
「さぁ、おいで」「さぁ、おいで」
父様は 僕の表情など 垣間見ずとも
「さぁ、おいで」「さぁ、おいで」
手を差し出しながらも ぐにょりと斜めにのびてゆく
僕は地面を見下ろし 地を見つめ続けた結果
ちぃさな両手を てっきり 差し出してみる
夕焼け空 お夕食の時間ですよ
夕焼け小焼け 二人の影は のびてゆく
仲良しこよし 手を繋いで 一人は消えて
一人また増えて そして 一人また消えてゆく
ゆっくり するりと それは 夕焼け小焼けの中に
吸い込まれて 消えてゆく
手をのばして幸せを掴もうとする幸せ。
首を斜めにし、首を傾げる幸せ。
頭からずるりと、のばしていく幸せ。
嗚呼、なんて幸せなのだろうか。
これを垣間見ずとも、人は皆様、一人一人と幸せに満ち溢れていくに違いないのです。
皆様の幸せは、どれでしょうか。
因みに僕の幸せは、あなた方の幸せです。
これは、夕焼け小焼けを背景に、親子三人が消えてゆくお話しでした。