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NBA物語  作者: LJ6
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第1ピリオド   ドラフト

2020年、NBAドラフト。



今シーズン、大型新人がNBA入りすると噂されていた。


それも全員日本人。



田伏勇太に次ぐ日本人という事で注目の的になっていた。



そしてドラフトが始まる。






「クリーブランド・キャバリアーズ、1順目・1位指名

                         天草慎也(あまくさしんや)。」




長髪の男が進み出る。

白いスーツに身を包んでいる。




「オーランド・マジック、1順目・2位指名

霧生光輝(きりゅうこうき)。」




アジア系の者とは思えない体型。

そしてよく目立つ金髪。




「ダラス・マーベリックス、1順目・3位指名

                     海藤拓馬(かいどうたくま)。」




無精髭を生やした小柄な選手。

だが、スーツをそつなく着こなしている。




「クリーブランド・キャバリアーズ、1順目・4位指名                   

                         向井直樹(むかいなおき)。」



その身体つきとは裏腹に真面目そうな印象。

・・・なのだが、頭の上にちょこんと乗っている帽子が、そのイメージを完全に潰している。



「オーランド・マジック、1順目・5位指名

                    福原匡伍(ふくはらきょうご)。」




顔にタトゥー、首には髑髏(どくろ)のネックレス。

『ヤ』のつく自由業の人と間違えられかねない。















慎也「ぅおら、ドラ1は俺だったろ!見たか!」

光輝「キャバリアーズがレブロンとやらを放出してSF探してたからだろ。」

拓馬「マブスが1位指名権持ってたら絶対僕だった。」

直樹「・・・それは・・・ない。」

匡伍「そりゃそうだ!俺様なんて見た目が悪かったから5位指名だったんだよ!」

拓馬「ん~、自慢にならないねえ~。」




キャブス在住、レイジョン・ロンド。

「今年のルーキー勢は日本人が多いって聞いてたが、まさか1位から5位まで独占とはな。」

同じく、キャブスのSG、メイジー・キラー。

「しかもその内2人がキャブス。ったく、あのレブロン殿を放出してこの有り様かよ。」

そしてCのシャクール・オラーム。

「後で合流する時にちょいとシメてやろうぜ、はははっ!!!」




そして向井直樹と天草慎也が来た。


ロンド「おい、来たぜ。」

オラーム「何も知らねえ馬鹿が?」

キラー「それ、ウケるゥ!」


部屋の扉が開いた。

慎也「ども~っ!!!俺は史上最強のルーキー、天草慎也!」

直樹「・・・向井直樹・・・・・・です。・・・よろしく・・・お願いします。」


いきなりの登場でチームメイト、唖然。

ロンド『・・・ば、馬鹿だった・・・。』


慎也は構わず続ける。

「目標は、新人王・MVP・年間トリプルダブル・優勝!」

直樹「・・・新人王は無理。・・・俺だから・・・。」

慎也「言ったな、ボケ!俺が新人王だったら100万$だぜ!」

直樹「・・・。」

慎也「返事が無いって事はOKだな?」

直樹「・・・ああ。」


キラー『そういやあ・・・年間トリプルダブルは否定してねえな・・・。』

オラーム『本気か?』




     年間トリプルダブル



皆の言うレブロン殿でさえ達成出来なかった年間トリプルダブル。

それをルーキーシーズンで達成する?

有り得ない・・・。

そんな事を言う奴は、正真正銘の馬鹿か・・・


よっぽどの実力者。


勿論、誰もが前者だと考えた。

が、それは最初のチーム練習で明らかになった。




サマーキャンプ。





キャバリアーズHC、カイン・リクト。

「今から試合を行う。では、早速チーム分けを発表する。」




   Aチーム              Bチーム

PG レイジョン・ロンド    ラッセル・ウェストブルック

SG メイジー・キラー       ミルフェン・ノイズ

SF ロード・トーマス          天草慎也

PF ブレイク・グリフィン        向井直樹

C シャクール・オラーム     セブラル・ハイッドン




カイン「これは、去年までのスタメン対控え&ルーキーというチーム分けだ。まあ、結果の予想は大体付いているが、もしかしたらスタメン変更も有り得る。気を引き締めて行け。」

一同「うっす!!」




ロンド「このチーム編成ならちょろいな。」

キラー「もち。」

オラーム「あのお調子ルーキーにぎゃふんといわせてやろうぜ!」




いよいよ試合開始。




ジャンプボールは221㎝のオラームVS211㎝のハイッドン。


悠々とオラームがボールに触る。


ロンドがそれを拾う。

「よし、一本!」


マークはウェストブルック。


ドライブを警戒し、少し離れて守る。

ロンドはまずパスを出した。


トーマス、グリフィン、キラー、オラームと全員がボールに触れる形でパスが軽快に回る。

幾分余裕も見られた。


昨年と同様、オラームのインサイドを中心としたオフェンス。


シンプルにパワードリブルでハイッドンを押し込む。

テクニックタイプのハイッドンは全くと言っていい程対抗出来ていない。


ゴール下で遂にフリーに。

「いただき!」


その瞬間、視界の端から人影が出てきた。



その人影は筋肉隆々のオラームの腕が掴んでいたボールをブロックした!

オラーム『なっ・・・!!』



209㎝の直樹がブロックしていた!!


ルーズボールをノイズが拾う。


既にAチームはディフェンスに戻っている。

慎也「戻りが早いな…。ディフェンスは出来てるって訳か。」


慎也、ルーキーの身分でチームメイトを値踏みした。

そして直樹は小さくガッツポーズ。




ウェストブルック、まずは様子見。

慎也にボールを渡す。

ウェストブルック「さてと、お手並み拝見。」


右45度でボールをキープ。

相手の出方をうかがう。


そしてゆっくりとドリブルを開始。

レッグスルーで大きく一歩後退した。


マッチアップのトーマス、素早く距離を詰める。


その一瞬の隙に急加速、クロスオーバーでトーマスをかわした!!

「はやい・・ッ!!」


キラー「くるぞっっ!!!」

キラーがゴール下のヘルプに入る。


それを見て急ストップ。

そこからジャンプシュートを放った!



バシュッッ!!!


ロンド『速ええ・・!』



まずはルーキーがそれぞれオフェンスとディフェンスで魅せた。





前半・残り11分31秒。


Aチーム0-2Bチーム

え・・っと、初投稿です。

かなり見苦しいかもしれませんし、そもそも題材がマイナーですが、頑張って続けたいと思います。

これからよろしくお願いします。

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