Page66 赤、黄色、そして青…/けじめ
2026年2月6日(金)
一夜明け今日は役員会の日…
目覚まし時計を止めようと起き上がり目を開けるとそこには血の海が広がっていた
「うわぁw」
隣で息子が夜中に鼻血をそこらじゅう撒き散らして天使のような顔で眠っている。
そして私は朝から洗濯に追われることになった。役員会には少し遅れるかもしれないが仕方がない。
安全運転を心がけながら運転しているともうすぐ学校に着く…という坂道でLINEが鳴った。
2025年2月6日(木)
谷古「おつかれさまですー!
今日役員会、完全に忘れてました
情けない
今回、最終回なんですかね?」
先程バス停で会った時には随分ラフな格好をしていた。
原田〚私服だから来られるのかな?と思ってました笑
たぶん3月に最終のがあるじゃないかな?と思ってますけど!
聞いてみますね!〛
谷古「完全に抜けてて仕事に向かってました
次回あるといいのですが
あれはパジャマです」
原田〚お仕事頑張ってください笑
パジャマwwwwwwwwww
パジャれるとかレアですね〛
まさかパジャマだったとは…
学校に着くなりまずはまずはパジャマのことをさっそく福田さんに報告する。
役員会の内容もできるだけリアルタイムに福田さんに共有しようと思っていた。
その初めの報告が「パジャマ」だ。
しばらくすると
福田〘おっちょこ童顔パジャマ〙
と新たなる要素が谷古さんに追加されるLINEが送られてきた。
これ以上情報を増やさないでほしい…
5分ほど遅刻してしまったが資料をもらい着席すると会長は険しい顔で何やら話をしていた。
新年度の役員会名簿の案によると会長は続投、副会長は2名となり
運営委員チーフと会計監査が兼任となり各クラスの運営委員を選出となっていた。
途中の議論で気になったことや雑談はリアルタイムで福田さんにも共有してやりとりしていたが
他にもスマホで調べ物をしている人もいたのでたびたび写メを撮ったりなどしていたが変な人扱いはされなかったと思う。
今年度の保護者と教職員によるアンケートのスライドがスクリーンに映し出されると
「毎回年度の終わりの役員会でアンケート結果を発表している…」
というような説明が入る。
そして、え?となる。
役員会の終わり頃に質問の時間が設けられたので勿論聞いてみた
「今年度の役員会って今日が最後なんですか?」
「はい。今日で最後です」
え?と思うがそれ以上何も言えない私。
心の中でそれ先に言っておくべきなのでは…と。そして谷古さんの顔が思い浮かぶだけだった。
役員会が終わってすぐに谷古さんへ
原田〚もう一回あるのかと思ったんですが今日が最後の役員会なようでした。
今日の役員会で話したことは次回4月の新役員会にて引き継がれるそうですよ〛
谷古「えええ!最後だったんですか…
やってしもうた…出席率高かったですか?」
原田〚最後だったのなら最後って言って欲しかったですよね。
けじめとして出たい人もいたでしょうに。
多くはないですが多分先月の臨時役員会よりは人いたような。
けどいつもいらっしゃるメンバーでした。〛
谷古「仰るように、けじめとして出たかったです。。
ラクメ普段バス位置確認メイン利用がアダとなりました」
福田さんもケジメとして最後の役員会には出ると言っていた。
勿論役員会が今日で最後だったと言うことを伝えた。
そして私の中での事件が起きたのは会の終わり頃だった。
その事を福田さんには通話でもして話そうかと思ったが堪えきれずLINEで伝えた。
原田〚LINEの今後について話にはなったのよ
それでまあ会長本人がとても不機嫌そうに
全体のLINEは廃止で何かあるなら先生経由で会長に直接ご意見ください的な〛
原田〚それでさ
なんて言ったと思う?〛
福田〘さぁ?〙
原田〚本日2月6日以降は一切の意見は受け付ないから言いたいことがあるなら今言ってください。〛
だと。はぁ?
福田〘北朝鮮かなんかですか?〙
原田〚慌てて副校長が訂正したけどね〛
原田〚それ会議来てない人の意見まじの無視なやつ〛
福田〘これもう俺詰めてええよな?〙
あれだけ提案したはずのLINEの今後の適切な使用案がなぜ役員のグループLINEの使用が廃止になるのか…
そして私の困惑を他所に
“本日以降一切意見は聞かない”
と言い切った。
この言葉を聞いて途方に暮れるしかなかった。
原田〚わたし思ったんだけどリアルではキレそうになっても我慢できるみたいで。
悪く言えばリアルでキレ散らかす根性ないみたいで。
途中胃に鉛入ったみたいに気持ち悪くなったんよね。
虚無感で今何も手につかん笑〛
福田〘あーキレそう〙
キレそうな福田さんがそこにいるかのように目に浮かんだ。
けど全てはそれでよいという方向で可決されたのだった。
この日は福田さんのお仕事がとてもお忙しく…
それでも夕方「通話する?」と一報くれたので
少しだけ…本当に少しだけ私達はそこそこの暴言など吐いた。
だって…
福田さんのトス…
■グループLINEの有効活用についての提案■は
誰か触れようとしたのかすらも私達にはわからないまま
“消失”していた。




