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PTA解体シン書〜出会って5日で…〜  作者: 原田智子


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Page52 全年齢指定の健全なやつですよ…/大人のPUZZLE


2026年1月14日(水)(会議室)


原田〚あんまり人の悪口言うような内容にはしたくないんだよね。

基本私たちの会話になるのかなぁ〛


福田〘会話形式の方が読みやすい場合もある〙



LINEの会話と、

その時わたしが感じたことや考えていること。


過去と現在。

そしてLINEグループと個別のやりとり。


そういうもの全てを、

読みやすくてしかも面白く構成したかった。



福田さんに一言助言を貰うと、

自然と顔文字がぽんと浮かんだのでそのまま送った。



原田〚(´・ω・`)〛



そして現実世界でも、

たぶんこんな顔をしていた。




2026年1月15日(木)(個別LINE)


原田〚行ける役員会サボるとかソワソワでしかない…とか思ってたけどスヤァと30分くらい寝てた〛


福田〘行きゃよかったのにw〙



そんな事を言っていたが、

私の中では少し違う動きが起きていた。



“役員会にでれなかった人の議事録を見ての感想がどんなものか”



それを体験してみたくなった。



“やってみなきゃ気がすまない”


いつものやつだ。




そしてそんな事を考えていると、

さらにソワソワしてきて——



原田〚無性に今子供を吸いたい…〛



と弱音を吐くと、



今すぐ学校行ってこい!!!!



激励なのか意地悪なのか分からない答えが返ってきたのだった。




2026年1月15日(会議室)


会議室を作った初日に、

福田さんが改革に踏み切ったきっかけの話などを聞かせてもらったので、

早速文章を作成してみる。



過去と現在を織り交ぜて、

即興の演奏をするみたいだった。



そして、

自分がこれから書こうとしている本の紹介文のようなものを作っていた。



原田〚私は特別支援学校に通う十歳の息子を持つ母親です。



我が校のPTAが、この度一つの裁判の影響を受け、

活動をどうしていくかという話し合いの中で、

自分の意見が通らず挫折することがありました。



自分は様々な問題を抱えていて、

この先どうしていけばいいのか。


今回のPTAへの関わりと、

子供の通う学校の中でヒントを貰えました。



そしてそうすると、

周りのことも見えてきました。



私の子供は重度の障害があります。


もしかして自分もどこかおかしいのかな、

と思うこともありました。



でも障害は仕方ないものではなく、

ありがたいほどの個性だと自信がつきました。



昨今の共働きの方の負担を減らそうと、

LINEにて事前に議論をするうち相談できる相手を見つけました。


そのおかげで、

つぶれることなく目標まで持てた。



道を示してくれたのは、

福田さんという同じ学校の副会長を務める父兄でした。


彼もまた憤りを抱え、歯がゆい思いをしていたので、

会話はどんどん加速していきました。



きっかけは、PTAの活動に関する新聞投稿でした。


私は、掲載してもらっていた記事を見せたくて、

声をかけずにはいられなかった。



それがきっかけで出会った、

言葉を交わしたこともない二人が、


何より大切にするべきは何なのか試行錯誤しながら、

本を出版することを、

明るく楽しいPTAみたいにやっていこうと決意しました。



普段はLINEで会話をしています。

現在もLINEの機能を使いつつ、原稿を書いています。



リアルなPTAのことを伝えることで、

誰かの役に立ちたい。


繰り返しますが、

何より私たちの会話はとても面白い自信があります。



自分の伝えたいことはもちろんですが、

世間が求めるニーズに合わせた内容を、

これから組み立てていくところです。


PTAの活動は、

今まさに揺れ動いている最中です。〛




過去の自分に関する話も福田さんに送ると、


「天才だな!」「面白い!」と言ってくれて、



原田〚面白いのかよ〛



と、不思議な気持ちになっていた。




そして福田さんから不意に放たれた一言。



福田〚「目立つつもりはなかったけど俺の輝きを見てしまった主婦の物語…」〛



そのキャッチフレーズのような言葉が、


私の頭の中で少しずつ絡み合う

手綱のようになって、


どんどん文章の世界へと引き連れていく。



今振り返れば、

そうだったのだと思う。


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