私じゃなくてはいけないの?
この場にお越し頂きました全ての方々に、突然の自己紹介をお許し下さい。
私の名前はアン。ええ、今はただのアンとお呼びください。
容姿については追々と。とは言えすぐに分かるので、もったいぶる程の物ではありませんが。
―――――――――――――――
この度はようこそ、エルフ症候群相談窓口へ。
あなた方が持つお悩みに、真摯に、かつ我が身のように、ご相談を承りたいと思いますわ。
本日の担当は私、アンが努めさせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。
この度はようこそ、エルフ症候群相談窓口へ。
あなた方が持つお悩みに、真摯に、かつ我が身のように、ご相談を承りたいと思いますわ。
本日の担当は私、アンが努めさせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。
さて、事前にアンケートシートにてお応え頂いているとは思いますが、こちら、拝見しても宜しいでしょうか?
……ああ、いえいえ。私共の課は、極めてデリケートかつプライバシーを扱う部署でございます。故に、取り分け独立した裁量権を与えられておりますのよ。
そう堅くならず、リラックスして下さいませ。では、私が担当ではございますが、補佐として彼を紹介させて頂きますわね。
彼の名前は――




