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第25話 魔女っ娘との初モンスター討伐

-オラクル外周の森入り口-


「そういえば、キミのことはソフィアって呼んでも大丈夫かな?ほら、戦闘中に呼び方が決まってないと困るかと思って」


「……好きにしなさい」


「うん、ありがとう。よろしくね、ソフィア」


「ふんっ」

 とそっぽを向く。


「オレたちのことは、ライとリリアーナでいいから」


「……」


 特に返答はない。連携する気はない、ということだろうか?


 イヤな予感がしていると、「アイテムボックス」とソフィアがつぶやき、開いた時空の歪みに手をつっこむ。

 中から、ソフィアの背丈を超える魔法の杖が出現した。


「おぉ!やっぱりアイテムボックス使えるんだ!さすが魔法使いだ!」


「当然でしょ!基礎魔法なんだから!」


 あ、アイテムボックスって基礎魔法なんだ。教本を読んでもちんぷんかんぷんだったんだけどな……


 不機嫌なソフィア嬢はズンズンと歩き出す。


 ソフィアの杖は、持ち手は木でできており、先端にいくにつれて二股に分かれていた。二股の間には宝石のようなものがいくつか挟まっている。

 その先端、杖の1番上には六芒星の形をしたオブジェクトが付いている。六芒星は、細い鉄の棒を使って形作っているような感じで、中は空洞だ。サイズは人間の頭よりは少し大きいくらいだった。


 重そうな印象はない杖であるが、ソフィアがすごく小柄なので、重くないの?大丈夫?持とうか?という印象を受ける。


 ソフィアのことを観察していると、一足先に森の中に入っていったので、あわてて後を追うことにした。



 森の小道を進んでいく。討伐対象ではないモンスターに遭遇したら、遠回りして無視していく。


 森の奥の方まで進んでから、ベアウルフの生息エリアで道を外れる。


 しばらく探索すると、少し木々が開けたところで、討伐対象を見つけることができた。


「いた……」


 木陰から様子を伺う。


 熊ほどデカい狼である。ふさふさの体毛をしており、口からは大きな牙が2本ハミ出していた。地面にころがったシカのような動物を食べている。そいつの周りには、下位種の狼たちが5匹ウロウロしていた。


「じゃあ、いこうか」


 リリィとソフィアに目配せする。


 リリィは頷くが、ソフィアはなにも反応しない。


 オレが走って木陰から出て、前に出る。リリィとソフィアもそれに続いて後ろで構える音が聞こえた。


 ベアウルフたちはオレたちにすぐに気付き、「グルル」と威嚇してくる。


 さぁ上級のモンスターはどんなもんかね。ちょっとワクワクしながら、やつらと向き合う。


「フレイムストーム!!」


 相手の出方を伺っていると、後方からソフィアの声が聞こえてきた。


 ゴォォォ!

 と、オレの隣を大きな炎の渦が通りすぎ、ベアウルフに直撃、腹に大穴をあけて倒れこんだ。


 あら、あっけない。


 ソフィアの方を見ると、「ふふん」と自慢げだった。


「ライ様!?」


 リリィの悲鳴に似た声を聞き、どうしたのだろう?と思うと


「あつっ」


 自分の肩あたりの服が破れ、火傷していることに気付いた。たぶん、ソフィアの魔法がかすったんだと思う。


「大丈夫ですか!?」


 リリィがあわてて駆け寄ろうとするので足をとめる。


「大丈夫!その場で待機!」


 そう、まだ小型のモンスターが5匹いるのだ。


 2人に指示を出してから駆け出す。一旦治療は置いといて、そいつらを蹴散らすことにした。

「面白かった!」


「ヒロイン可愛い!」


「今後どうなるのっ……!」


と思ったら


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