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第1話 プロローグ

「じっ!実は明日、この町を発つことになって……」


「……え?」


 カランッ


 目の前の金髪美少女が手に持っていたものを落とす。


「……な、なんでですか?」


 その女の子は、とてもショックを受けているようで、オレの良心が傷む。


 『ホントにこれで大丈夫なんだよな……攻略さん……』


 オレに町を出ろとアドバイスした 攻略スキル(攻略さん)に話しかけるが返事はない。


「えーっと、オレは冒険者だから……やっぱ、冒険しないと……だから、次の町に行きます……」


「そんな……」


 美少女がぎゅっと胸の前で手を握って苦しそうにする。そして、意を決したようにオレの方を向いた。


「わたしも!連れて行ってください!!」


「え?でも、お役目があるんじゃ……」


「そんなの大丈夫です!!あなたと一緒に行きたいんです!!」


「……」


 ジーン……

 数日前まで、そっけないどころか、オレのことを睨みつけてきた女の子がオレについてきたいと懇願している。


 金髪で、エメラルドグリーンの瞳を持つ、The清楚、といった完璧な美少女が、シスター服を纏った前の世界では見たこともないような可愛い女の子が、オレについてきたいって、そう言っている。


「どうすれば!どうすれば連れて行ってもらえますか!?」


 オレが感動して黙っているのを、否定的な意味合いと勘違いしたのか、その子が焦って、もう一度質問してくる。


「え、えーっと……」


 あ、あれか……ここであれを言うのか……


 オレは事前に攻略さんからアドバイスされていたエグイ台詞のことを思い出す。


 攻略さんは、〈いい感じのタイミングで〉この台詞を言えって言った。ホントに大丈夫なんだろうな?


 でも、攻略さんのおかげでここまで好感度が上がったんだ。最後まで信じよう。そう考えて、オレはそのエグイ台詞を口にする。


「オレの女になったら連れてってやるよ」


「っ!?」


 目の前の美少女は、とても驚いた顔をしたと思うと、徐々に頬を染めていき、その清楚なシスター服のスカートの裾を持ち上げた。


「……なります。あなたの……女に、なります……だから、つれてって……」


「……ごくりっ」


 とても美しい光景だった。


 目の前に、真っ赤になって目をつむりながらも、煽情的な言葉を発する美少女。


 その女の子がスカートをまくり上げて純白の布を見せつけてきている。


 こんなの、前の世界で童貞だったオレが我慢できるはずがない。


 オレは、ゆっくりとその美少女に近づいていった。


 その子もジッとオレのことを見つめ続けている。真っ赤になりながら、うるうるとした瞳で。


 なんて……なんて、かわいいんだろう……

「面白かった!」


「ヒロイン可愛い!」


「今後どうなるのっ……!」


と思ったら


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