進展
狩りから帰った、拓斗。拠点に帰ると見知らぬ2人が。
剣を突きつけられたが何とか無事帰ってくれた。
その後…
あれから、家に入り日が昇った。体力や魔力も回復し今日も何とか生きられそうだ。
そして、何より昨晩のことだ。名前は『ジェイク』という男子の方しか分からなかったが女性の方だ。あのジェイクよりも地位や実力など上なのだろう。
実力は・・・無理だろうな。あの疾さだ。そして、突きつけられた剣。見たことしかないが、見た感じ「レイピア」だろう。何となく戦闘スタイルが分かる。疾さとレイピアで少しずつ弱らせて勝つ戦法なのだろう。実際に戦ったことがないので予測でしかないが…
そんなことは置いといて、とにかく今は自分のことだ。いつまでも、兎を狩る訳にもいかないし他の食料を考えなければ。
「畑よりも今は魚だな。」
畑は虫の影響がない限りほぼ、確実に採れるが、今は時間が無い。
「となると、釣竿か。竿の部分は枝で何とかなるが…釣り糸がどうするか。適当な意図じゃダメなのか?」
考えながら枝を集めるが、糸だ。平原には、昨日狩った兎に虎や鹿や、ヌーみたいなものまでいるが糸は出ないだろう。
「しょうがない…突くか…」
命には変えれない
昨日狩りに行った時川があった。
(いてくれればいいのだが…いて欲しい。お願い)
枝がある程度集まったので拠点に帰る。薪の分にもいるので多めに取ってきた。
「一応、魚が取れない時も考えないとな。けど、思いつく限り…畑と肉しかない…」
全くした事がしたことが無いが土壌の善し悪しは大丈夫なのだろうか。聞いただけで何も知らないが、とりあえずしてみないと何も分からない。
「尖れ。尖れ。尖…」
とりあえず、3、4本銛のようにして持って行く。
昨日見つけた川の近くまで来て、安全確認。小学生で習う左右確認だ。まさかこんな所でこんなに大事と思うことになるとは思わなかった。
特に危険な生き物は居ないことを確認した後、川に近づく。
「居るかなぁ…わ!」
覗き込んだら、水が返ってきた。思いっきり濡れたが、魚が居ることは確定したが…
「待て待て待て待て待て。あのシルエットってさ…ピラニアだよな…」
横を見ると白いものがある。川の中にいる肴がピラニアの時点で何となく察してはいたが、念の為確認した。
「骨だよな。しかも大型の動物の」
確定した。入ったら死ぬ。
絶対、釣竿あった方が良かった。けど、事実現実には銛が4本
引くに引けない。やるしかない。
周りに生き物が居ないことを確認し、突く準備をする。生死がかかっている分凄い集中しているのが自分でも分かる。
刹那…バシャーン!
感触は無かった。水面が落ち着き水中が見えるようになってきてが、やっぱりいなかった。
が、血の跡がある。掠りはしたようだ。
(可能性はある!)
続けよう。
何度か、動物に近づかれ退散したが遠ざかったのを確認してから再度銛突きを再開した。
戻ってきた時に、置いていった銛が折られていた。また即席で作った枝の銛だし仕方がない。
残り2本。その内ずっと使っている1本は先がダメになってきている。
けど、数をこなして慣れてきたのか魚の動きがかなり鮮明に見えるようになってきた。
「ふぅー。頼む、刺さって。」
集中……
「ふっ!」
バシャ!!
今までよりも、確実に手応えが重かった。水面も落ち着く前に赤く染っていく。
捕らえた。銛の先でビクビク痙攣している。
「しゃ!!!!もう一本!」
後は楽だった。数秒前にしたことをもう1回するだけの作業だ。
今日の収穫はとりあえず、ピラニア2匹。
午後は、今日の食料は何とかなるから畑を作るか、木の実採取など周辺の確認のどちらかだろう。とりあえず拠点に帰る。昼ごはんも食べたいしね。久々の昼飯、有難く頂く。
昼食を食べながら考える。
「やっぱり狩りだとまだ危険だな。今回だって逃げて何とかなったけど、いつ殺られてもおかしくない。それに、よく良く考えれば木の実だとどうにもならない。畑かぁ。しょうがない、作るか」
那美那岐です。
少し時間が空きましたが、続きを出せました。
これからも、よろしくお願いします




