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世界言語旅  作者: 那美那岐
1/3

入界

自分が覚えているのは学校から家に帰るまでの下校途中まで

「拓斗!帰ったらまたゲームの続きしようぜ」

「あぁ〜…わりぃ。今日妹の迎えがあるから無理だわ」

そんな、よくあるような会話を親友の悟郎としていた。

その時、時速45kmの鉄塊が飛んできたところまでは覚えてる。最後、悟郎が何か叫んでいた気がするがすでに時遅しというやつだ。

今、ただ白い何も無い部屋にいる。

最初何が起きたか理解出来なかったが、時間が少しずつ経つにつれて脳が動き出し現状を理解し始めた。

「残念です」

哀れみを含んだ声が聞こえた。

「聞こえた」と言うよりかは、「伝えられた」という方が正しいだろうか。頭の中で響いたのだ。

「何となくもうお察ししていると思います。そうです。あなたの世界では転生と言うものです。」

あぁ、やっぱりか。

状況が一変しすぎて理解が出来なかったからこそ理解出来た。

現実味が無さすぎる。

「思いのほか落ち着いているようですね。ある程度理解してるようなので話が早くて助かります。」

「それはそうだけど、質問とかさせてくんねぇの?」

「申し訳ないですが、私はあくまで案内人。全ては既に決められており変えれません。私の主様が決定なされたことなので詳細は分かりません。では、転生を始めます。」

「ちょ、待っt」

自分の話は聞かれず全く何も納得がいかないまま飛ばされた。

気がつくと家の中に居た。飛ばされたときに寝てしまったのだろう。目覚めたのは夜だった。

家と言っても蜘蛛の巣はある、ねずみはいる、雨漏りはしてると欠陥住宅のお手本のような家ではあるが。

「動くか。」

夜だからと言って周辺確認はしなければと思い動き始めた時、胸元から感触が。

「なんだこれ」

手紙が一通。ご丁寧に蝋で封がしてある。

手紙には一言「開け」ただその1単語だった。

けど、その1単語でよかったのだろう。口にした瞬間目の前に水色の光が出てきた

「うわぁ…。マジか…」

みんながよく想像するようなものだ。

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ステータス

名前音宮拓斗(男)レベル:1

能力「言霊(Lv.1)」※スキル上限に達しました。これ以上スキルを獲得できません

体力:10 装備・頭:無し

筋力:5 胴:無し

知力:11 甲手:無し

魔力:10 足:無し

運気:10

所持アイテム:無し

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「レベル1でスキル上限ってなんだよ!ほぼ詰みじゃねぇか!」

「スキル言霊ってそのままの意味か…」

スキルも一つだけアイテム&装備無し、そして夜

何もしなくても死ぬ危険性は同じ

なら

「燃えろ」

雨漏りしてる家の中濡れてない木に向かって放った

パチパチ

よく聞く木が燃える音だ

勘が当たったようで良かった

とにかく今はこの夜が明けるのをまつしかなかった。

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