ゾディアック
リザダ「おいアルファレド!おまえ、何か隠してないか?」
アルファレド「なぜそう思う?」
リザダ「謎の少女よりプリエステ族って、もし味方だったなら謎の少女は切り札になるかもしれないのに、切り札をきらないでいいのか?」
アルファレド「もし味方だったとしても、切り札にもリスクはある。切り札を切るということは切り札が切れたらリスクだらけだろう。繰り返すが自分の身は自分で守れ。」
リザダ「分かってるって、でも誰かに頼りたいときもあるんだよ」
アルファレド「そのためのムスティだろう、相棒を大切にしろ…俺も力になるよ」
ムスティ「リザダ、アルファレド!敵の気配だ!」
キグナ「わたしはプリエステ族キグナ、フードを被った少女はどこにいるの?」
ムスティ「またプリエステ族か、俺たちはあいつがどこに現れるか知らないし、あいつが何者なのかも分からん!だから帰れ!」
キグナ「でも、あいつはトキシア族。おまえたちなら必ず知っているだろう?」
ムスティ「しつけえなプリエステ族!俺たちは何も知らん!」
キグナ「だったら聞き出すかトキシア族の危機に現れるのを待つだけだ!」
リザダ「来る!」
アルファレド「おれたちは、自分の身は自分で守る!トキシックソード!」
キグナ「甘いね、避けられない技を喰らいなさい!スワンフェザー!」
アルファレド「あいにく、おれは他のトキシア族とは違って少し体力はあるんだよ!おれはトキシア族の盾なんだ!いっけー、リザダ、ムスティ!」
リザダ「ツインスラッシュ!」
ムスティ「パラライズウイルス!」
キグナ「くっ、麻痺と毒か…薬や回復魔法が使えない…仕方ない、あの方に頼るか、あの方なら彼女も出てこざるを得ない」
ムスティ「なにかとてつもなく強力な敵の気配だ!逃げよう」
アルファレド「仕方ない、自分の身は自分で守るしかないから…!」
リザダ「うん!」
キグナ「逃げられたか…でもこの方なら」
?「ええ、トキシア族の気配なら私も追えるわ…気配察知がハエのトキシア族固有のものと思わないでね」
キグナ「ヴァルゴさま!」
ヴァルゴ「私を星座名で安易に呼ばないの…」
キグナ「すみません、貴方は特別な方ですから…」
ヴァルゴ「それはトキシア族にとってのスコーピオも同じはず…いくら最弱のゾディアックだからって甘く見ると痛い目にあうわ、そして私とスコーピオはぶつかり合う運命」
キグナ「あのフードを被ったトキシア族がおそらくスコーピオなのでは?」
ヴァルゴ「おそらくそのとおりね、行きましょう」