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最弱のステラファイター  作者: 星山亜美
トキシア族とプリエステ族
7/28

ゾディアック

リザダ「おいアルファレド!おまえ、何か隠してないか?」

アルファレド「なぜそう思う?」

リザダ「謎の少女よりプリエステ族って、もし味方だったなら謎の少女は切り札になるかもしれないのに、切り札をきらないでいいのか?」

アルファレド「もし味方だったとしても、切り札にもリスクはある。切り札を切るということは切り札が切れたらリスクだらけだろう。繰り返すが自分の身は自分で守れ。」

リザダ「分かってるって、でも誰かに頼りたいときもあるんだよ」

アルファレド「そのためのムスティだろう、相棒を大切にしろ…俺も力になるよ」

ムスティ「リザダ、アルファレド!敵の気配だ!」

キグナ「わたしはプリエステ族キグナ、フードを被った少女はどこにいるの?」

ムスティ「またプリエステ族か、俺たちはあいつがどこに現れるか知らないし、あいつが何者なのかも分からん!だから帰れ!」

キグナ「でも、あいつはトキシア族。おまえたちなら必ず知っているだろう?」

ムスティ「しつけえなプリエステ族!俺たちは何も知らん!」

キグナ「だったら聞き出すかトキシア族の危機に現れるのを待つだけだ!」

リザダ「来る!」

アルファレド「おれたちは、自分の身は自分で守る!トキシックソード!」

キグナ「甘いね、避けられない技を喰らいなさい!スワンフェザー!」

アルファレド「あいにく、おれは他のトキシア族とは違って少し体力はあるんだよ!おれはトキシア族の盾なんだ!いっけー、リザダ、ムスティ!」

リザダ「ツインスラッシュ!」

ムスティ「パラライズウイルス!」

キグナ「くっ、麻痺と毒か…薬や回復魔法が使えない…仕方ない、あの方に頼るか、あの方なら彼女も出てこざるを得ない」

ムスティ「なにかとてつもなく強力な敵の気配だ!逃げよう」

アルファレド「仕方ない、自分の身は自分で守るしかないから…!」

リザダ「うん!」


キグナ「逃げられたか…でもこの方なら」

?「ええ、トキシア族の気配なら私も追えるわ…気配察知がハエのトキシア族固有のものと思わないでね」

キグナ「ヴァルゴさま!」

ヴァルゴ「私を星座名で安易に呼ばないの…」

キグナ「すみません、貴方は特別な方ですから…」

ヴァルゴ「それはトキシア族にとってのスコーピオも同じはず…いくら最弱のゾディアックだからって甘く見ると痛い目にあうわ、そして私とスコーピオはぶつかり合う運命」

キグナ「あのフードを被ったトキシア族がおそらくスコーピオなのでは?」

ヴァルゴ「おそらくそのとおりね、行きましょう」

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