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オフュケイド、また絶望?
スコーピオ「私達はね、活動範囲が狭すぎるような気がするの。自由にのびのびと暮らしたいの」
オフュケイド「でもそれで他の種族を犠牲にするのは嫌です」
スコーピオ「なにいってんの、私達はヒューマン族とプリエステ族に嫌われて追われてる身でしょう。このままじゃ活動範囲が狭くなる一方よ」
オフュケイド「汚染の化身だから自業自得。でも浄化されてもトキシア族…これ以上の絶望がありますか」
スコーピオ「オフュケイド…昔に戻っちゃったのね。私達トキシア族は例え汚染の化身でも生きる権利がある、というよりどうやっても生きなきゃいけないの。人間だって生きるために他の動物を倒してるけど、それは仕方のないことなの」
オフュケイド「生きる…権利?汚染の化身が?」
スコーピオ「人間だってある意味自然環境を汚してるし汚染の化身よ、でもね人間だって地球を綺麗にしたい人はいるわ」
オフュケイド「…!汚染の化身だから悪、じゃなくて、行動次第で善にも悪にもなるってことですよね」
スコーピオ「そういうこと。善悪は行い次第ってこと」