光堕ちしたトキシア族
オフュケイド「ヴァルゴ様、わたしはトキシア族でしたが、今はプリエステ族に協力することにしております。自分が汚染の化身だということに嫌気が差しましてね、身も心も浄化されることを望みました。しかし浄化されてもトキシア族であることに変わりはなく、絶望しました。ならばトキシア族から離れてプリエステ族と協力すればいい、そう思いました」
クロシア「私は歓迎!でもトキシア族のままなんて可哀想」
ヴァルゴ「ならば、他のトキシア族を説得して全員仲間にしてしまいましょう。海蛇のトキシア族は私達は説得に失敗したけれど、あなたならできる」
そのころスコーピオ「プリエステ族はまた私達を誘惑するかもしれない、気をつけて」
アルファレド「もう迷いません、この剣は仲間のために、この盾はトキシア族を守るために!」
ムスティ「自分の身は自分で守れといったのはお前だろ、どういう意識の変化なんだよ」
アルファレド「仲間を守ることが自分を守ることに繋がるってわかったんだ、個人で守るより集団で守る方が団結が高まる」
メレン「私も皆のこと守れるかなー?」
スコーピオ「ええ、あなたも皆のことを守れるわ」
リザダ「じゃあスコーピオさまに甘えていいですか?」
スコーピオ「頼り過ぎはだめよ、個人の力を高めてこそ集団の力は高まる。でもね、集団だと補え合えるのよ、個人の力を。個人の不得意はむりしすぎないで、個人の得意があるから、そこを活かそうね」
ムスティ「わかった!ん?他のトキシア族の気配がする。仲間かな?」
オフュケイド「仲間ですよ、一緒に来てください」
スコーピオ「!このトキシア族、なにか変!気をつけて」
リザダ「でも同じトキシア族だろ?」
オフュケイド「ほー、スコーピオは勘がいいから嫌いなのですよ。でも一緒に来てほしいのは本当ですよ」
スコーピオ「なら、私が行く。他のトキシア族のみんなは備えてて」
オフュケイド「貴方が来ても意味が無い…他のトキシア族に用があるのですよ」
スコーピオ「トキシア族を誘惑しようってわけね…もうみんなその手には乗らないわ、フロストニードルグランシェリア!」
オフュケイド「くっ、目的まで気づかれていたとは…しかし私はトキシア族、不死身です、生まれ変わってもプリエステ族に協力します」
スコーピオ「トキシア族の団結力を舐めないで!」
オフュケイド「その団結力はいつまで保つかな…まあいまはさよならです」
ムスティ「おれはスコーピオを信頼していなかったが、今回の件で少しだけ信用しようと思う」
スコーピオ「ありがとう、ムスティ」
ムスティ「少しだけだぞ!」
スコーピオ「うふふ」
こうしてトキシア族に日常が戻った。
しかしプリエステ族やオフュケイドがいなくなったわけではない。
頑張れトキシア族!